利用の手引き

熊本大学・遺伝子実験施設

熊本市本荘2−2−1
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2001年 7月30日 更新

【2】主な機器の紹介

[2.5]プラスミド自動分離装置 PI-100Σ

PI-100 Σ
設置場所:
DNA実験室(401)
品  名:
プラスミド自動分離装置 PI-100 Σ
倉敷紡績社製
性  能:
 改変アルカリ法により、大腸菌培養液から、プラスミド DNA を抽出精製することができます。1回に10又は20試料の処理を行ない、10試料〜最大160試料までセット可能です。処理速度は、約 1.5 時間/20 試料で、大腸菌培養液は、0.5〜3 ml /試料、処理可能です。

利用者負担金の算出根拠:
 プラスミド 自動分離装置 PI-100 Σに必要な試薬( No.1~6 )は、キットという形で一括供給されます。1キット(定価4万5千円)で処理できる試料数は、使用頻度や、一回に処理するサンプル数で変わってきます。その理由は、毎回運転開始時にリセットという操作を行ない、ライン洗浄のために、全ての試薬が10ml ずつ排出されるからです。このとき排出される試薬の量と、実際に試料処理を行なっているときに必要な量(例えば試薬 No. 1 は1試料につき0.5ml 必要)の合計が、各回の試薬の消費量になります。また、連続して機械を使用する場合は、リセット操作をスキップすることも可能です。このような事情から、次の式を用いて利用者負担金を算出することにしました。

利用者負担金 = \800 + \50 x N

 ここで N はサンプル数を表し、必ず10の倍数でなければなりません。これは、遠心操作を行なう際のバランスを取るために必要な措置で、もし大腸菌培養液が18本しか無い場合、あと2本は水を入れて20サンプル処理するという形になります。

 例:20サンプルの場合;利用者負担金 = \800 + \50 x 20 = \1,800
   40サンプルの場合;利用者負担金 = \800 + \50 x 40 = \2,800

チューブユニットについて:
 必要な試薬は、遺伝子実験施設で一括して注文、購入しますが、専用チューブユニット(10サンプルに4個必要)については、利用者各自が用意し、各研究室で保管して下さい(1箱64個入り、\9,600 )。この専用チューブユニットは、基本的にディスポーザブルということになっていますが、洗浄後再使用も可能です。ただし、メーカー側は、再使用時の性能は保証できないと言っています。


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