利用の手引き

熊本大学・遺伝子実験施設

熊本市本荘2−2−1
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2001年 7月30日 更新

【2】主な機器の紹介

[2.8]isis FISH 画像処理システム

設置場所:
組織検査室(507)・前室
品  名:
isis FISH 画像処理システム
カール・ツァイス
性  能:
 正立型蛍光顕微鏡Axioplan2をベースに、CCDカメラより微弱蛍光画像をコンピューターに取り込 み、蛍光シグナルの解析を行なうことが可能。FISHイメージングシステムは、FISH法及びCGH法を用 いて、癌細胞などにおける染色体構造異常の検出や異性間骨髄移植の生着確認などを行うための顕微鏡 画像処理システムである。FISH法は、蛍光標識したDNAを用いて、染色体上のどの位置に目的とする 遺伝子が位置しているかを直接調べる方法である。また、CGH法は、腫瘍組織における染色体の異常 (欠失や増幅)を調べる方法であり、正常な部分は緑と赤の重なった色(黄色)になるが、欠失部分は 赤色に、増幅部分は緑色に染まるので、誰でも簡単に判断することが出来る。FISHイメージングシス テムは、CCDカメラを用いてフルカラーの画像を瞬時に取り込むことが出来、これまで熟練を必要とさ れていた蛍光シグナルの解析を、効率良く、しかも簡単に行うことが出来、モニターを見ながら、直接 染色体の異常を診断することが可能である。


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