******** GTC On Line News No.366*******
      2003年 2月21日
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 医学部腫瘍医学講座から、下記セミナーの案内がありましたのでお知らせします。

     ====プロテオミクスフォーラムのご案内====
プロテオミクスフォーラム
第1回「プロテオミクスって何?」
日 時:2003年3月3日(月)
    16時30分〜18時30分
場 所:熊本大学・遺伝子実験施設・6階講義室
Program;
16:30 ごあいさつ 『プロテオミクスって何? 』  荒木 令江
16:40 『プロテオミクス研究における質量分析計の基礎とその応用』
     講 師:古 石 和 親 博士
         アプライドバイオシステムズジャパン(株)
         プロテオミクスマーケティングマネージャー
17:10 『プロテオミクスの切り口から見た酸化ストレスと老化』
     講 師:戸 田 年 総 博士
         (財)東京都高齢者研究・福祉振興財団
             東京都老人総合研究所
         プロテオーム共同研究グループリーダー
         TMIGプロテオーム共同研究センター研究統括

 2002年のノーベル化学賞はポストゲノムの世界的動向を受けて、蛋白質の構造解析 方法を開発した3人の研究者に与えられましたが、かの田中氏を含む2人は質量分析器 (MAS)の開発功労者でした。プロテオミクスは、質量分析器を代表とする高感度・高 分解能の蛋白解析技術によって、生物における細胞内外の全蛋白質の発現・構造/機 能変化を網羅的に解析し、何時、どこで、どの様にして、発生/分化/細胞周期/細胞 死等の様々な生物活動が調節されているのかを、又どのような細胞活動が破綻して、 疾患における病態を進展させて行くのかなどを、組織・細胞レベルで網羅的かつ系統 的に整理し、ゲノム解析のみでは解決できない基礎的情報を集約させて生物の不思議 に迫ることを目的としています。今回、第一回プロテオミクスフォーラムでは、「プ ロテオミクスって何?」と題して、古石氏にはプロテオミクス研究で幅広く利用され ている様々な質量分析計について,それぞれの装置の特徴や応用アプリケーションに ついて概説していただき、戸田氏には、蛋白質における酸化などの翻訳後修飾の網羅 的解析の重要性と、老化研究におけるプロテオミクス研究の応用例、プロテオミクス におけるバイオインフォマティクス等に関してご講演いただきます。ふるってご参加 下さい。

連絡先;熊本大学医学部腫瘍医学講座 荒木 令江(内線5323)
共 催;日本ヒトプロテオーム機構(JHUPO)
    熊本プロテオミクス研究会

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GTC以外が主催するセミナーの案内に関しても、施設利用者に有用と考えられる情 報をこのメーリングリストに載せることは問題ありません。何かありましたら、GT Cスタッフまで御連絡下さい。


<GTC On Line News>

<GTC On Line News-351-400>


熊本大学・遺伝子実験施設; E-mail:www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp