******** GTC On Line News No.432*******
      2003年 9月22日
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 医学薬学研究部 分子遺伝学教室から、下記セミナーの案内がありましたのでお知 らせします。なお、連絡が遅くなり、開催直前になってしまいましたことをお詫びい たします。

===== セミナーのご案内 =====

第64回分子遺伝学セミナー

日 時:2003年9月22日(月)午後5:00〜6:30
場 所:基礎研究棟10階 分子遺伝学分野 セミナー室

講 師:五十嵐一衛 博士
    千葉大学大学院薬学研究院・教授
演 題:ポリアミンによる細胞増殖促進機序


[要 旨]
ポリアミンは主としてRNAと結合して、特定mRNAからの蛋白質合成を促進します。 このような翻訳レベルで、ポリアミンにより合成促進を受ける蛋白質をコードしてい る遺伝子をポリアミンモジュロンと命名しました。私共はポリアミンモジュロンは大 腸菌に約40種存在すると予想しておりまして、このポリアミンモジュロンにより転 写レベルで促進を受ける遺伝子を約300種DNAマイクロアレイで同定しました。こ れら300種のmRNAの合成がポリアミンにより間接的に促進されることにより細胞 増殖が促進をうけるというのが私共の考え方で、ポリアミンがDNAとの相互作用によ り細胞増殖を促進するという考えを否定するものです。

多数の御来聴を歓迎します。

連絡先:大学院医学薬学研究部(医学系)
分子遺伝学教室
  森 正敬(内線5140)
masa@gpo.kumamoto-u.ac.jp


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熊本大学・遺伝子実験施設; E-mail:www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp