2007年度 レポート第11回 回答集

熊本大学
生命資源研究・支援センター
バイオ情報分野
荒木 正健
Tel : (096) 373-6501, FAX : (096)373-6502
2008年 7月25日更新

2007年度 最前線の生命科学C レポ−ト第11回(2008年1月 24日実施)回答集

[ テーマ ]DNAの実物を見た感想

[ 回答 ](全28人)

・実際見てみたが、白い沈殿が出来ていただけなので見た目ではあまり感動はできなかったが、そこにDNAが存在しているという事実がすごいと思った。 (工学部)

・遺伝子は実際に目に見えても、あまり実感がわかなかった。でも、こんなに簡単に見えるのはすごいことだと思います。あれほどの多大の情報をあの細い糸のようなものの中に入っていると思うと生物のすばらしさを感じさせられます。 (医学部)

・私は今日の実験で初めてDNAの実物を見ましたが、卵の黄身と白身の間にある、なんかよくわからない白いやつ、それ以外の何物にも見えませんでした。しかし、あの変な塊に書き込んである情報に基づいて自分たちも形作られているわけですから、見た目で判断してはならないなと思いました。 (工学部)

・1nm程の大きさしかないDNAも、集まって凝縮すれば肉眼で見れることにとても驚きました。 (工学部)

・DNAの実物を見たことは今までなかったので、感動しました。NaClとエタノールを加えるだけで、DNAが白い塊として肉眼で観察できるようになることに驚き、大変興味深い実験でした。 (医学部)

・試験管の中とはいえマウスのDNAをこの目で見ることができるなんて驚きだ。生命の根源であるDNA人間もまたここから始まっている。そう考えると確かに一人一人、DNAは違えど原材料はこれなのだと思う。もっとわかりあえるはずなのに愛することができるはずなのに。単純すぎる考えだろうが、試験管を見ていてそう思った 。 (生涯学習)

・「これがDNAなんだ」と素直に驚いた。あんなに小さなものから生命ができていると考えると、生物はすごい能力を持っているのだなと思った。貴重な経験が出来てよかった。 (医学部)

・自分はDNAの実物を初めて見ました。白いもやのようにしか見えなかったけど高性能の顕微鏡を使えば二重らせん構造が分かると思うととても興味深かったです。 (工学部)

・私はDNAにエタノールを注ぐ実験をさせてもらったので間近で見ることが出来たのですが、エタノールを注ぐと透明ですが何かごちゃごちゃした糸のようなものが無数に見えました。こんなものが体全体に行き渡って動物の顔体を造っていると驚きの一言です。生命の不思議さを知ることが出来ました。もっと深く追求していきたいです。 (工学部)

・私が初めてDNAの実物を見たのは、高校の時で、人のものと、ほうれん草のものを見ました。今回の実験で、実物を見るのは二回目だったのですが、率直に言って、今見ても、やはりイメージとは全然違って、本当にそれがDNAなのか信じがたい、というかんじです。確かに、目に見える形だから、普段教科書で見るようなものは出てこないというのはわかるのですが、これがDNAです、と言われても、すぐには納得しがたい感がありました。
 しかし今回、少しだけよかったことは、DNAが見えるしくみをわかりやすく教えてもらったことです。それで、その疑問も結構解消した気がします。
 また、DNAの実験というと、機械を使った複雑なもの、というイメージがあったのですが、今回はこんなに簡単にDNAが見れて、DNAに対して、親近感が強まったと思います。 (医学部)

・かって見たこともないこのDNAが、生命を司る、あらゆる情報を内包しているとはとても信じられません。ここに焦点を与え、解明してきた研究者に対し、測り知れない敬意を覚えます。 (生涯学習)

・神秘的でした、2ナノメーター(100万分の2ミリ)の線が凝縮されて目視された、そこに生物のすべての形態を生み出す設計図があるとは、科学的説明での理解とは別次元の神秘性をも感じました。
 地球上に生物誕生以来約37億年、永永としてDNAが進化を続けて、その結晶としての現代人、我々の存在について想像しますと、自分に与えられた、「時」、の意味と意義を今一度熟慮する必要があるようです。
 またナノメーターの遺伝子世界を分析し、操作できる科学の進歩を具体的に理解できて感動いたしました。 (生涯学習)
↓↓↓↓↓
   素晴らしいレポートだと思います。このテーマで、ここまで書けるとは脱帽です。一言一言がずしりと響いてきて、人生の重みを感じさせます。私の方こそ、勉強になりました。ありがとうございました。 (コメントby 荒木)

・DNAの実物を見て思ったことは、意外にも簡単な実験操作でDNAを析出されることができるのを知って驚いた。実験の時にも原理についての説明はあったけど、もう少しその実験の原理について知りたいと思った。 (工学部)

・見た目が糸屑みたいだったので、これに遺伝情報が入っているとても思えなかった。しかしDNAが肉眼で見れたのは感動的だった。顕微鏡でも見てみたかった。 (教育学部)

・初めてDNAというものをみて感動しました。自分がああいうのから構成されていると思うと不思議に思いました。 (工学部)

・今まで学習してきたDNAがあんなに簡単に見られたことに驚いた。そしてむしろ簡単に見られたからこそ余計にDNAの凄さみたいなものを感じた。 (工学部)

・DNAの抽出は教科書でみたことはあったが、実際にみたことがなかったので、いい経験になりました。 (医学部)

・私の中にDNAがあることを実感できて良かったです。簡単にDNAをとれるのが不思議です。紫外線でDNAを破壊するとどうなるのか気になります。 (医学部)

・DNAが目で見えるとは思わなかった。実際には、白い物体が見れただけだが、それがDNAだと思うと、感心した。 (工学部)

・実際にDNAを見て、スライムのようなものだと思いました。あれは、DNAが集まったものなので、顕微鏡で、DNAを見てみたいと思いました。 (医学部)

・自分は理数科だったので、高校生の時にもこの実験をしたことがありました。光学顕微鏡で染色体を見ることは今までに何度もありましたが、いまいちピンときませんでした。早く電子顕微鏡で細かく見てみたいです。 (理学部)

・初めてDNAの実物を見て、驚きました。食塩、エタノールといった身近な材料でDNAを間近で見れて良かったです。しかし、ナノメーターレベルの小さなDNAであるにもかかわらず、顕微鏡も使わないでみることができたのは不思議でした。あれは、食塩の粒子がDNAにくっついて白く見えているのでしょうか。 (医学部)

・実験で実際にnの世界のDNAを見て思ったことは、こんなにも小さい糸くずの集まりのようなものが、自分達の体のもととなっているなんて驚いた。やはり、生物は凄いものだと改めて実感した。 (医学部)

・あんなふうに固まりで見えるのではなく、1本1本ひょろひょろしたものが見えるのかと思っていたので、イメージとはかなり違っていた。 (医学部)

・私はDNAの実物を目で見ることができると聞いた時、半信半疑でした。ですが実際に見てすごく驚きました。DNAの螺旋状のものがきれいに見ることができ良かったです。 (工学部)

・今まで、DNAの実物を見るという機会は、もちろんありませんでした。
 DNAというものが果たしてどういう形で、どれ位の大きさなのか全く予想できませんでした。しかし、実物を見ると輪状にものがいくつも重なっていて、これが実物かと思うと感動しました。このような機会はめったに無いので、非常に良い機会でした。 (工学部)

・今日は簡単な実験によってDNAを初めて見た。簡単な実験であんなにはっきりと見えるとは思っていなかったので驚いた。私がイメージしていたのは色がついていて形も螺旋状になっているのが分かると思っていました。なので白い糸状のものだったことが意外でした。こんなものが生命に関する情報を持っていて、重要な役割を果たしていると考えると生命の深さを感じました。 (工学部)

・私は実際に実験をしたのでDNAが段々白いすじになっていくところを見ることが出来ました。白いすじしか見えなかったので、実際に二重螺旋を見てみたいなあと思いました。 (工学部)


  目次に戻る
  教育活動
  MASA Home Page
  遺伝子実験施設ホームページ
熊本大学 生命資源研究・支援センター 遺伝子実験施設,
E-mail: www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp