2008年度 レポート第1回 回答集

熊本大学
生命資源研究・支援センター
バイオ情報分野
荒木 正健
Tel : (096) 373-6501, FAX : (096)373-6502
2009年 9月30日更新

2008年度 最前線の生命科学C レポ−ト第1回(2008年10月 2日実施)回答集

[ テーマ ]『ゲノム科学に期待すること』

[ 回答 ](全39人)

・僕がゲノム科学に期待することは不治の病や難病の原因を完全にこの世からなくすということです。僕は生物を完全になくすということはほぼ不可能に近いことだと思っています。例えばある会社が殺虫剤を開発したとします。しかしこれによってすべての虫が排除できるとは到底思えません。なぜなら染色体異常のような遺伝子突然変異がある虫がたった一匹でも残っていたら数年後には前よりもっと殺虫剤に対する抵抗性をもった虫が現れるからです。またただ素直に存在を消してはいけないとも思います。たった一種の生き物が滅亡する事で地球の生態系が激変してしまうこともありうるからです。だからちゃんとこの虫(生物)をこの世から無くしたら将来本当に大丈夫なのであろうか?とかよく考えて科学すべきであると心の奥底から感じ、ゲノムの研究は徹底的に行い突然変異に関しても研究を進め完全に解明すべきだと思いました。このレポートを通し、ゲノム科学に限らず科学者は未来を見据えたりと責任重大だと実感する反面、今後の授業で知識を増やしていこうと胸に誓いました。 (工学部)
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 あなたが、今年度のレポート提出第1号です。内容もユニークですし、よく考えていると思います。 (コメント by 荒木)

・今回の授業でゲノム科学のDVDを見たわけだが、一応医学部の人間として一番期待したいのは、ゲノム医学についてである。ただの治療とはわけが違って病気のしくみを遺伝子から見ていくわけだから、すごく効果的ではないかと思う。ゲノム科学を探究していくことで、いろいろな事の役に立っているので、これからの研究にすごく期待できると思う。 (医学部)

・ゲノム科学が進み、ゲノムの持つ情報を自在に活用できるようになれば、医学界に大きな進歩が期待できる。たとえば、ヒトゲノムの内容を解析することにより、より効果的で副作用の少ない医薬品であるゲノム創薬の実現が可能になる。このように、ゲノム科学の進歩により、私たちの命を守る医療技術にも一歩前進が見込めるのである。私たちの生活と関係の深い部分でも、ゲノム科学の進歩がもたらす影響は大きい。ヒトゲノムの持つ情報量は莫大であるため、解析には時間が必要だと思うが、有用な遺伝子の発見に大いに期待している。 (工学部)

・私はゲノム科学などによって生命の進化などを研究するのはとても素晴らしいことで、研究の成果が出ることなどには期待しますが、もしそれが確立されたとしても、人間の医療などに応用されることはあまり期待しません。出来れば自然の摂理のままに生涯をおくれることを自分は望んでいるからです。 (工学部)

・ゲノムの中には、遺伝子の全てが入っていることが分かった。ゲノムのことを更に理解できるようになり、今はまだ完治が難しい病気の治療ができるようになることを期待します。 (薬学部)

・今日の講義では人間とチンパンジーのもつゲノムはほとんど同じであることを学び驚いた。ゲノム科学においてクローンや、遺伝子レベルでの出生前診断などは社会的に役に立つ技術ではあるが生命倫理にかかわる重大な問題も存在する。しかしゲノム科学の発展は確実に人間の根本を知るのに役立つだろう。
 ゲノム科学の発展には人間の倫理観の再考を伴った社会的貢献を期待したい。 (薬学部)

・人や動物のゲノムを詳細に調べて,病気の原因追究や特効薬を作り出すことに役立ってほしいです。 (薬学部)

・第一回目のイントロダクション、大変興味深く聞かせて頂きました。私は医学部医学科を生物を選択して受験し、入学しました。また、今年度前期の専門科目として、分子遺伝学、分子生物学の講義がありました。
こういった背景から、私は生物学に大変興味を持っています。
 私がゲノム科学に期待するのは、やはり再生医学への応用でしょう。その一方で、ゲノムは神の領域ではないのかという気持ちも少しあります。実際、宗教的または倫理的な理由で研究が認められないこともあると聞きました。ゲノムを通じて、ヒトはどこまで神の領域に入ることを許されるのでしょうか。この授業ではディベートの時間もあるということで、他の学生の意見を聞けることを楽しみにしております。 (医学部)
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 『ゲノムは神の領域ではないのか』というのは、とても重要な指摘だと思います。現在の 生命科学全般を「ゲノム」という言葉で表されたのだと思いますが、もともと科学という学問そのものが、神の領域なのではないかという気もします。『自然現象や生命現象を理解する』ということは、この世界を創造した神への挑戦かも知れません。電気、磁力、重力、原子力など、あるいは生命の誕生、発生、分化、進化など。 (コメント by 荒木)

・自分がゲノム科学に期待することは、医療の発達です。ある遺伝子を持っていたらどのような病気にかかるということが分かっていれば、それに対する早期治療などができると思うからです。 (薬学部)

・ゲノムの遺伝子治療が可能か知らないけれど、人権を侵さない範囲で人の命をたくさん救っていける治療ができればと思います。 (教育学部)
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 遺伝子治療については、是非ディベートのテーマに取り上げたいと思っています。 (コメント by 荒木)

・ヒトゲノム計画というものどんどん進行していけば、私たちの体がどんな病気にかかりやすいか、そしてその病気を治す治療薬の作り方も分かり、今まで、治療法がなかった病気も治すことができるようになると思う。しかしこのゲノム科学は、倫理の問題が、つきものである。この課題を克服して、人類の未来に大きく貢献してほしいと思う。 (工学部)

・ゲノム社会に期待することは、さまざまなことがあります。
 まず、食料の問題についてです。現在の人類の人口の増加が続いていくと、20〜30年後に食糧の生産が追いつかなくなるといわれています。世界的な人口の調節また抑制政策も必要になっていくと思います。しかし、農作物の生産能力自体を上げることで問題を解決に導くのも、アプローチのひとつだと思います。さまざまな危険があるかと思いますが、限られた土地で効率的な生産がさらに必要になってくるので、ゲノムの視点も大いに活躍できると期待しています。
 また、医療でも大きな役割を示すと思います。遺伝的疾患や人種間の遺伝子の違いによる薬の効果の違いによる対処法も遺伝子の研究が大きな意味をもたらすと思います。
 ゲノム社会に向かう世界の中で倫理的な問題も絡み、今がその変革の時だと思います。科学を学ぶ我々が、倫理やその他の文系のプロ、また一般の人々にどのように説明し、話し合いを行っていくのか?大きな希望と脅威がありますが、ゲノム社会が人類に、幸せを届けることを祈っています。 (薬学部)

・私がゲノム科学に期待することは、近年ヒトゲノムがすべて解析されたことから、そのヒトゲノムの情報をもとに個人の遺伝子の特徴を照らし合わせながら、副作用などを考慮し、個人の遺伝子にあった薬が作られることである。今まで治りにくかった病気や症状を改善するためにうまく使われることが望ましい。
 また、ゲノムが解析されたことにより進化の過程を詳しく説明できるようになったということもすごく興味深い。自分たちの祖先がどうであったか知ることはおもしろそうであり、遺伝子のほんの数パーセントの違いで全く異なる生物が誕生するなんて思ってもみなかった。ゲノムによって思いがけない事実を知ることができる、これもゲノムに期待することの一つである。 (教育学部)

・もし、ゲノムを分析することで本人の臓器と同じものをつくることができれば、拒絶反応なども起こらず臓器移植することができ、ドナーも必要ないため非常に有益だと思う。またゲノムを分析することで新薬の開発にも役に立つと思うので期待したい。 (工学部)

・ゲノム科学が発展することで考えられることの1つとして、ガンだけでなく難病と言われたものまでも、今までは手術や放射線などの治療しかできなかったものが遺伝子レベルでのミクロな治療が可能になるかもしれないとおもわれる。2つめに個の生誕時に心臓病などの病などを調べることが可能になるという点である。しかし、これは生命倫理の観点から許されるべきなのかという疑問もある。例えば、事前に知ることで個人の情報がわかり、そのせいで保険会社に拒否されるなどのことが懸念される。僕自身はプラスの面が多いとは思ってはいるが上記のようなマイナス面に関しても考えていかなければならないと思う。 (薬学部)
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 確かに、プラスの面とマイナスの面を両方考えなければならないというのは重要なことです。 (コメント by 荒木)

・ゲノム科学により、自分が将来かかる可能性の高い病気をあらかじめ知っておけば、予防できる。 (薬学部)

・ヒトゲノム計画の現状として先進国であるアメリカでは遺伝子情報を明らかにすることで医学分野で役立てようという傾向がある。しかし日本では遺伝子関連企業数がアメリカの100分の1程度しかなく、遺伝子治療や遺伝子薬品の日本国売買にアメリカの特許料のために多額の円が流出し、日本経済の混乱などの大きな被害が発生することが考えられる。これらのことより、ヒトゲノム計画については医療発展とともにデメリットが発生することが十分に考えられるので、医療面での期待はできるがマイナス面を含むため今のところ私はあまり期待をしていません。 (工学部)
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 厳しいご意見ですが、貴重なアドバイスだと思います。 (コメント by 荒木)

・ゲノムについては何も知らなかった私ですが、今回の講義を通してその一端くらいは理解できたのではないかと思います。それを元に、素人考えではありますが私がゲノム科学に今後期待することを述べていきたいと思います。
 まず遺伝といえば、私はまず親から子への遺伝が考え付きます。受精卵のうちに子供に遺伝させたい形質を自由に選べることができるようになれば、母子感染が減っていいのではないでしょうか。上手くすれば親が子供を蔑ろにすることもなくなるのと思います。(自分が望んだ通りの子供がもし生まれたらやはり子供に対する愛情を持ちやすくなるのではないでしょうか)倫理上の問題がいろいろ発生しそうではありますが…。
 次に、細胞のゲノムを自由に操作することが出来れば、ガン治療にも役立ちそうな気がします。失った臓器を他の細胞から作ったり、伝染病に対する免疫もより強力なものになるといったことが可能になれば良いと思います。 (工学部)
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 デザイナーズ・チャイルドのことを想定されているようですが、もし興味があればディベートのテーマに取り上げたいと思います。 (コメント by 荒木)

・僕がゲノム科学に期待することは、エイズなどの不治の病に負けない能力を次の世代の人達に与えることです。 (工学部)

・ゲノム科学に期待する事として私が挙げる事は、子供が産まれる前の段階での障害の早期発見及び治療です。理由として現代の社会では、ある程度まで身体障害者が暮らしやすい環境になりつつありますが、完璧とは言い難い状況です。なので、生まれつきの障害(身体だけで無く精神の方も)治せるようになって欲しいと思います。ただこの様に、産まれる前にゲノムを分析し、組み換え等の治療をする事は、試験管ベイビーやクローンなどと大差が無い気がします。その上、治療費が払えない場合,堕胎される事も考えられます。
なので、この意見は実現したとしても倫理上の問題も抱えることになるかもしれません。 (工学部)

・ゲノム科学を解析していくにつれて、新しいことがどんどん解明されていくと思う。そして、いずれかは癌の特効薬が完成してほしいと思う。もし本当に完成させることができたら、医療界のとても大きな進歩へとつながるはずである。 (工学部)

・ゲノムは生物に必須な遺伝情報であることが分かった。つまりゲノム研究や解析をさらに行っていくことで医療分野の応用へ期待できると思う。しかしゲノム科学について詳しく理解してないので、もっと仕組みや知識を得たいと思った。 (工学部)

・ゲノム科学と聞いて、まず思い浮かぶのは、遺伝子治療です。私は、医療系の学部なので、遺伝子治療が出来るようになれば、その人に合った医療を行うことができ、より治療しやすくなると思います。このことで、倫理的問題も生じると思いますが、それでも、遺伝子治療の可能性には期待しています。 (薬学部)

・ガンの特効薬の開発や、難病に苦しむ人達の助けになるようなことを期待したい。 (工学部)

・富山県立大学の大利徹准教授(工学部生物工学科応用生物プロセス学講座)らのグループは、文部科学省科学研究費特定領域研究「ゲノム4」領域グループの助成により、病原微生物がビタミンK2を合成する経路を発見されたそうです。 現在使われているピロリ菌除去治療薬は、ピロリ菌を選択的に殺すのではなく、腸内有用細菌も除去するために下痢などの副作用があります。今回見つけた病原微生物に特異的なビタミンK2合成経路を創薬ターゲットにすることで、ピロリ菌を選択的に殺し副作用の少ない新薬の開発が期待されるそうです。

ゲノム研究のホームページ
https://www.genome-sci.jp/modules/contents3/nig_nameg_002.pdf

 ゲノムという言葉を今まであまり意識したことはなかったが、今回『ゲノム科学に期待すること』というテーマにそって調べてみたところ、ゲノムの研究は様々な分野で生かされているということがわかった。その中でも私が特に注目したのは医学の方面でのゲノムの活用だった。上記はその一例である。医学が進歩したとはいえ、まだまだ不治の病に悩んでいる患者やその家族は大勢いる。何か一つの発見が多くの命を救うかもしれない。私はゲノムの解明に携わることはできないが、ゲノムの解明が進んでより一層医学の分野で役立てられることに期待したい。 (教育学部)
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 立派なレポートだと思います。 (コメント by 荒木)

・まず、ゲノムと一言にいってもそれからいろいろな分野に分かれていることをはじめて知りました。
    統合ゲノム、ゲノム医学、ゲノム生物学、ゲノム情報科学
 得られたゲノムだけでは、体のどの部分が、どのように機能するかなどはわからないのでいろいろな情報処理を加えて考えるゲノム情報科学は、すごく難しそうだなと思いました。 (薬学部)

・ゲノム科学の進展により、遺伝と様々な疾患との関係が解明され、オーダーメイド医療がなされることを期待する。オーダーメイド医療がおこなわれれば、個々人が最も適切とされる治療が受けられるようになる。ゲノム情報の管理の問題や、そもそもの技術的な問題が解決され、更にゲノム科学が進展することを願う。 (医学部)
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 オーダーメイド医療については、講義の中で紹介したいと考えています。 (コメント by 荒木)

・私は、ゲノム科学にガンの解析を期待します。ゲノムによってガンが解析されれば、新しい治療法も見つかるだろうし予防もしやすくなると思います。また、先天性の疾患等もゲノムの解析によってなくすことや、治療もできるのではないかと思います。 (工学部)

・第一回目の講義で見たビデオは、音声がなかったのが残念でしたけど、先生が説明してくださったのでよかったです。一番心に残っているのは、「遺伝子の数が多いほうが、高等である」ということではないということです。人間と植物の例が出てきましたが、植物の遺伝子の数が圧倒的に多いことに驚きました。複雑な思考や行動ができる人間は、遺伝子の組み合わせの数が多いということでしょうか??色々と知りたいと思いました。 (薬学部)

・ゲノム科学を研究することで、病気の治療に役立ててほしいです。今、日本人の一番の死亡原因であるガンの完治の方法や患者一人ひとりに合った薬の投与などを簡単にできるようにしてほしいと思います。遺伝子を組み替えた食品やクローンなどのためにゲノム科学を利用することには反対です。 (工学部)

・近年、ヒトゲノムの配列が解析され、今や医療、食料、農業などさまざまな分野にその成果が活かされることとなった。例えば医療現場では異常な遺伝子を修復する遺伝子治療や、遺伝子から病気の発症を予測する技術が試みられている。しかし、実用化するにはまだ不十分であり、安全性も疑問視されている。今後は、これらの技術を安全に私達の生活に活用していくための解決策を模索していく必要がある。
 また、ゲノム科学は生物情報学、遺伝学、進化学など多くの学問分野に関わっている。今後もますます多くの分野に活かされ、きっと私達の生活に思いもよらない恩恵をもたらしてくれるだろう。 (薬学部)

・私がゲノム科学に期待することは、遺伝子組換え食物による「食糧問題の解決」である。
 これからも地球の人口は増えつづけ、貧しい国々の食糧問題はより一層悪化していくだろう。特にアフリカにおける食糧問題は深刻である。
 アフリカのような乾燥地帯や荒廃した土地では、自給自足が困難である。ゲノム科学を応用することで、過酷な環境下でも生育が容易で栄養価の高い食物を新たに開発することができる。遺伝子組換え食物は、食糧問題の解決に大きく寄与することができるだろう。
 しかし、遺伝子組換え食物には安全性の問題がある。遺伝子配列を組換えたり、異なる食物同士の遺伝子を入れ換えることは、全く新種の生命を生み出すことと同義であり、人体や生態系、環境に影響が出てくるかもしれない。
 遺伝子組換え食物は食糧問題の解決に繋がる希望の技術であるが、安全性の確保は絶対にされるべきだ。
 ゲノム技術は神の領域である。そのことを忘れて、問題解決だけに向かって走ることは許されない。ゲノム技術全般に言えることであるが、安全性や倫理の問題とどう向き合っていくかを私たちはしっかりと議論していく必要がある。 (工学部)

・私がゲノム科学に期待することは、医療面が発展することだ。ゲノム科学が進み、ゲノム情報を読み取ることで、その人に適した個人的な医療方法がわかる、新たな薬の開発ができる、など昔では考えられないような治療が可能となる。遺伝子を扱うということで、危険な点や、問題点もあるかもしれない。しかし、様々病気で苦しんでいる人々を、より確実に救うことができることが可能になると考えるとゲノム科学はこれからの時代に必要だと思う。 (工学部)

・ゲノムについては高校の頃少し生物の授業で習っていましたが、その頃はいまいちわかりませんでした。ヒトがチンパンジーとほんの少ししかかわらないということを知って、遺伝情報が少し違うだけでとても違ってくるということにとても驚きました。
 したがって、人間が生物の遺伝情報に少しでも手を入れることで大きな違いが出てくるのではと思います。私はそれを健康食品やこれからの医療に期待したいと思います。 (教育学部)

・この前のDVDは聞こえにくかったけど、DNAの転写やタンパク質の作られ方など高校で習ったことが出てきて興味が持てた。
 期待することはまだ考えつかないので、これからの授業でもっとゲノムについて詳しくなってから考えていきたいです(^-^;   (教育学部)

・他の生物を調べわかった事が人に応用出来る事におどろいた。植物の方が人より遺伝子がたくさんあるのは不思議なきがした。ゲノム科学に期待するのは人が生まれながらにして持っている病気やこれから起こる病気を生まれる前から無くす事なんかが出来たらいいと思う。 (工学部)

・まだよくわからないが、遺伝子組換え食品は、日本では使ってないと表示するくらいなので、体に悪い気がしてます。だから安全といえる食品を期待します。
 講義に関してはゲノムは聞いたことがある程度なので、初心者にもわかりやすくしていただきたいです。 (工学部)

・ゲノム自体は素晴らしい研究であることはよくわかる。が、果たして人間に完全な幸福を約束してくれるとは限らないのではないか。副作用というものが必ずあるからだ。遺伝子組換え食品は体に悪い、などの研究もあると聞く。私はそこが心配である。
 なので私がゲノム科学に期待するのは「人体に全く悪影響のない」ということである。全ての人間が幸せになれる技術となることを私は期待している。 (工学部)
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 「全ての人間が幸せになる技術」というのはすごい発想ですね。限りなく不可能に近い気もしますが、期待するのは自由です。良いレポートだと思います。 (コメント by 荒木)

・遺伝情報を調べあげると病気になる可能性がある部位がわかる。その遺伝子の機能を予想する技術が開発されれば難病と呼ばれる遺伝的病気も治せることになるだろう。 技術の発展を期待しています。 (薬学部)


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