レポート第8回 集計結果

熊本大学・遺伝子実験施設
熊本市本荘2ー2ー1
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2000年 7月25日

生命科学G レポ−ト 第8回
1999年12月15日

  1. テキスト(遺伝子と夢のバイオ技術、28〜49ページ)を参考にして、下記の質問に答えて下さい。

    ア)からだの中で、水の次に多いのがタンパク質です。生命現象のほとんどはタンパク質の作用がもたらすものです。タンパク質は生命の形を作る構造タンパク質と、化学反応を手助けする酵素と呼ばれる機能タンパク質に分類されます。ここは理解できましたか?

    回答者数(カッコ内の数字は%)
    回答合計
    335人
    法学部
    37人
    教育学部
    47人
    文学部
    18人
    薬学部
    13人
    医学部
    44人
    理学部
    66人
    工学部
    110人
    良く判った234 (70)20(54)26 (55)8 (44)13 (100)42 (95)51 (77)74 (67)
    少し判った98 (29)16 (43)21 (45)10 (56)0 (0)1 (2)14 (21)36 (33)
    判らなかった3(1)1 (3)0 (0)0 (0)0 (0)1 (2)1 (2)0 (0)

    イ)アミノ酸は、アミノ基 (-NH2) とカルボキシル基(-COOH) を持っている両性電解質です。タンパク質はアミノ酸が少ないもので数十個、多いものでは数千個ペプチド結合でつながったものです。そこでタンパク質にはN末端とC 末端があります。ここは理解できましたか?
    回答者数(カッコ内の数字は%)
    回答合計
    335人
    法学部
    37人
    教育学部
    47人
    文学部
    18人
    薬学部
    13人
    医学部
    44人
    理学部
    66人
    工学部
    110人
    良く判った210 (63)11(30)23 (62)4 (22)13 (100)43 (98)55 (83)61 (55)
    少し判った104 (31)19 (51)19 (40)11 (61)0 (0)0 (0)11 (17)44 (40)
    判らなかった20(6)7 (19)5 (11)3(17)0 (0)1 (2)0 (0)5 (5)

    ウ)タンパク質は、そのアミノ酸配列に従って、複雑な立体構造(1次構造〜4次構造)を形成します。タンパク質が正しく機能する(働く)ためには、正しい立体構造をとる必要があります。ここは理解できましたか?
    回答者数(カッコ内の数字は%)
    回答合計
    335人
    法学部
    37人
    教育学部
    47人
    文学部
    18人
    薬学部
    13人
    医学部
    44人
    理学部
    66人
    工学部
    110人
    良く判った174 (52)11(30)23 (62)8 (44)10 (77)38 (86)37 (56)47 (43)
    少し判った137 (41)21 (57)16 (34)8 (44)3 (23)5 (11)29 (44)55 (50)
    判らなかった24(7)5 (14)8 (17)2(11)0 (0)1 (2)0 (0)8 (7)

    エ)DNAはヌクレオチドと呼ばれるリン酸+5炭糖+塩基の複合体から構成されています。5炭糖の炭素には番号がついていて5’の位置にはリン酸(-PO4)が、3’の位置には水酸基(-OH)が付いています。リン酸と水酸基が結合してポリマー(多量体)を形成します。そこでDNAには5’末端と3’末端があります。ここは理解できましたか?
    回答者数(カッコ内の数字は%)
    回答合計
    335人
    法学部
    37人
    教育学部
    47人
    文学部
    18人
    薬学部
    13人
    医学部
    44人
    理学部
    66人
    工学部
    110人
    良く判った128 (38)2(5)11 (23)3 (17)13 (100)36 (82)36 (55)27 (25)
    少し判った125 (37)15 (41)17 (36)4 (22)0 (0)8 (18)18 (27)63 (57)
    判らなかった82(24)20 (54)19 (40)11(61)0 (0)0 (0)12(18)20 (18)

  2. 1年前のニュースで恐縮ですが、アメリカのFBIは1998年10月13日にワシントンで新しいデータベースについての構想を発表しました。(NATURE BIOTECHNOLOGY vol.16(11),November,1998)
    これは、全米50州のうち既に13の州警察が実用化を試みている犯罪者のDNAデータベースを、国家レベルで作成し、今後の犯罪捜査に役立てようというものです。ポイントだけ列記します。

    a)DNA鑑定による犯人同定は、既に十分な実績がある(米国内だけで400件以上)。

    b)FBIは既に60万以上のDNAサンプルを収集している。

    c)レイプなど立証が困難な犯罪についても、もし犯人に前科があれば、精液や体毛などの遺留物によって確実に犯人を同定することができる。

    d)病気と同様に、犯罪者の家系分析や、犯罪を起こしやすい遺伝子異常などの研究に寄与できる。


    また一つ、SFの世界が現実になりそうですが、あなたはこの話をどう思いますか?

[回答省略]


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