GTC P-Stock

     ・・・・・2004年4月1日更新・・・・・

『プラスミドストック(GTC P-Stock)』事業開始のお知らせ

 遺伝子実験施設では、平成16年4月から『プラスミドストック(GTC P-Stock)』事業を開始しました。これは、不特定多数の利用者に公開する事を目的とした、いわゆるプラスミドバンクではなく、学内各研究室の「プラスミド管理の代行」を主な目的としています。

  『プラスミドストック(GTC P-Stock)』

<概要>
 登録依頼者が持ち込んだプラスミド(10μg以上、応相談)を200μg以上に増やし、必要な情報と共に管理します。登録証を交付し、1年間の保管料(1検体2千円)を利用者負担金として徴収します。登録期間中に登録者からの依頼があれば、情報とともにプラスミド(50μg)を供給します。
 一般利用が可能なプラスミドに関しては、別にデータベースを作成し、ホームページで公開します。プラスミド利用希望者に対して、登録者からプラスミドの分注発送の代行を依頼された場合は、シールバッグにプラスミド(1μg)を入れて郵送し、発送代行費(1件千円)を登録者から利用者負担金として徴収します。

<登録の手順およびサービス内容>
(1)登録依頼者は、「プラスミドストック申込書」に必要事項を記入し、0.5 mlプラスチックチューブに入れたプラスミド(10μg以上)と、塩基配列情報、制限酵素地図などの関連情報と共に提出して下さい。
(2)関連情報は、プリントした物と別にコンピュータファイルも提出して下さい。Mac, Windows共に可です。提出する際は、フロッピー、MO、CD-Rなどを用いて下さい。メディアは、後日返却します。
(3)依頼されたプラスミド毎に「プラスミドストック登録証」を交付します。1年間の保管料(1検体2千円)を、他の利用者負担金と同様に徴収します。特に連絡が無ければ、2年目以降も自動継続します。
(4)依頼されたプラスミドは、こちらで大腸菌(XL-1Blueなど)に導入し、プラスミドを200μg以上に増やすとともに、グリセリンストックを作製します。
(5)登録時にプラスミドを200μg以上持ち込まれた場合は、初年度の保管料を半額(1検体千円)にします。ただし、この場合、グリセリンストックは作製しません。
(6)ファイルメーカーでプラスミドストックリストを作成し、データを保管します。プラスミドDNAはフリーザー(−25℃)に保管し、グリセリンストックはディープフリーザー(−80℃)に保管します。
(7)登録者からの依頼があれば、プラスミド50μgを分取し、データを付けて登録者に学内便で送ります。登録期間内であれば、回数は制限しません。プラスミドが不足した場合は、また増やします。
(8)ある程度登録数が増えたら、次の段階として、一般公開可のプラスミドについてデータベースを作成し、ホームページで公開します。データベースを閲覧したプラスミド利用希望者には、GTCではなく直接登録者に連絡してもらいますので、共同研究など使用条件を連絡し、配付作業を行って下さい。
(9)プラスミド利用希望者に対して、登録者からプラスミドの分注発送の代行を依頼された場合は、シールバッグにプラスミド(1μg)を入れて郵送し、発送代行費(1件千円)を登録者から利用者負担金として徴収します。この場合、1ヶ所に同時に送るプラスミドが1種類でも、10種類でも1件と数えます。


  遺伝子実験施設ホームページ
熊本大学 生命資源研究・支援センター 遺伝子実験施設,
E-mail: www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp