利用の手引き

熊本大学・遺伝子実験施設

熊本市本荘2−2−1
Tel : (096) 373-6501, FAX : (096)373-6502
2001年 7月30日 更新

【1】遺伝子実験施設利用について

[1.6]利用時間及び時間外の利用について

 遺伝子実験施設及びアイソトープ総合センターでは、各種化学薬品や、遺伝子組換えを行った生物、及び放射性物質など、取り扱いに一定の知識を必要としたり、厳しい規制があったりする物も多く扱っています。そこで、アイソトープ管理区域への入退室管理システムに加えて、建物そのものへの出入りに関しても、次のようなセキュリロックシステムを採用しました。

    (1)建物への入り口は、玄関の自動ドア1カ所とする。
    (2)平日(月曜〜金曜)の時間内(8:30 〜 18:00)は施錠しない。
    (3)平日の時間外及び休日(土曜、日曜、祭日)は、玄関の自動ドアを施錠する。
    (4)時間外及び休日の利用を希望する者は、『時間外及び休日利用者登録手続き』を行い、玄関脇に設置してある指紋照合器を利用することにより、いつでも自由に自動ドアを開けることができる。
*ここで、“指紋照合入退室管理システム”について少し詳しく説明します。

 指紋照合入退室管理システム[(株)日本ベネックス製]で使用している指紋照合器(図2)は、光学的に読み取った指紋の特徴を符号化し、高速・高精度で判定します。指紋データは、256 バイトという短いレコード長に符号化されています。そのため大量のデータを管理することが出来ます。また、3次元で指紋のパターンをチェックしていますので、指紋のコピーなどを用いて開けることは出来ません。逆に、登録されている指紋データからの指紋イメージの復元は不可能なので、この装置からの指紋イメージの漏洩はありません。
 データ登録及びデータ削除は、遺伝子実験施設6階の事務室に設置したパソコンを用いて、遺伝子実験施設のスタッフが行います。利用者は、まず『時間外及び休日利用者登録願』(様式2、P36)に必要事項を記入し、遺伝子実験施設のスタッフとデータ登録を行う日時を打ち合わせて下さい。データ登録に必要な時間は5分程度です。指紋は、どの指でも好きな指を2本登録できます。
 時間外及び休日に施設に入る場合は、自動ドアの右側の壁に設置された指紋照合装置を用いてドアを開けて下さい。操作方法は、まず、液晶タッチパネルにより、登録した暗証番号(4ケタ)を入力し、該当する指紋データの読み込みを行います。次に、指紋読み取り窓に登録した指をのせて、指紋照合を行います。OKのサインが出て、ドアが開いたらそのままお入り下さい。操作の手順は液晶パネルに表示されます。指が乾燥していると読み取りにくいことがあります。その場合、息を吹きかけるなどして少し湿らせるとうまくいきます。逆に汗で濡れている場合は、ハンカチ等でふき取ってからトライして下さい。


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熊本大学・遺伝子実験施設, E-mail:www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp