利用の手引き

熊本大学・遺伝子実験施設

熊本市本荘2−2−1
Tel : (096) 373-6501, FAX : (096)373-6502
2001年 7月30日 更新

【1】遺伝子実験施設利用について

[1.8]使用上のルール

(A)実験台の使用方法

 DNA実験室等の実験台は、基本的にフリーとします。空いている実験台を使用して下さい。ただし、DNA実験室(401)、RNA実験室(501)及び低温室(516)では、「実験台・使用記録ノート」に、実験台番号、日付、開始時間、終了時間、使用者名、所属(内線番号)、等を必ず記入して下さい。「実験台・使用記録ノート」に記入されていない場合、その実験台はフリーとみなします。下記ルールを順守するようお願いします。
    (1)短時間の使用でも、必ず使用記録をつけること。
    (2)1回の記録で使用出来る期間は最長1週間とする。
    (3)使用開始時に、いつまで必要かを必ず記入すること。
    (4)予約する場合も、使用開始予定日と終了予定日を必ず書くこと。
    (5)1週間以上連続で必要な場合は、7日単位で分けて記入すること。
    (6)予約は1ヶ月前から可能。


(B)講義室、実習室、及びセミナー室の使用方法

 遺伝子実験施設内の実験室は、基本的に、空いている部屋を自由に使って構いません。ただし、講義室、実習室、及びセミナー室をミーティングやセミナー等に使用する場合は、出来るだけ事前に、遺伝子実験施設のスタッフに連絡して予約して下さい。予約優先ということにします。
 セミナー室については、ドアの横に小さいホワイトボードを設置し、その日の予約状況を表示しています。予約が入っている時間帯は、その関係者以外は入室を控えて下さい。予約が入っていない時は、誰でも自由に使用出来ます。なお、このホワイトボードで予約することは出来ません。セミナー室の予約を希望される方は、遺伝子実験施設スタッフに連絡し、『遺伝子実験施設セミナー室使用許可願』(様式10、P44)を提出して下さい。セミナー室は、予約が入っていない場合共同利用が原則ですので、ミーティングやスライドの試写など、他の人に入って欲しくない場合には、勝手にホワイトボードに記入するのではなく、遺伝子実験施設のスタッフに一声かけて、予約してから使用して下さい。
 講義室はアイソトープ総合センターと遺伝子実験施設の共通のスペースですが、スケジュールの管理は、遺伝子実験施設で行っています。講義室を使用する時は、『講義室使用許可願』(様式11、P45)を提出して下さい。予約は、使用日の3カ月前から受付けています。


(C)P3実験室の使用方法

 P3実験室を使用する場合は、予め『熊本大学遺伝子実験施設・P3実験室利用申請書』(様式3、P37)に必要事項を記入し、遺伝子実験施設・施設長に提出して、許可を得る必要があります。実験内容によっては、許可をしない場合もあることを御了承下さい。また、初めて使用する利用者は、遺伝子実験施設の助教授または助手から、直接、使用方法の説明を受ける義務があります。


(D)飼育室の使用方法

 飼育室に関しては、遺伝子実験施設のスタッフが必要と認めた人物以外の立ち入りを禁止します。実験にどうしても必要な場合のみ、『熊本大学遺伝子実験施設・飼育室利用申請書』(様式4、P38)に必要事項を記入し、遺伝子実験施設・施設長に提出して、許可を得て下さい。


(E)細胞培養室の使用方法

 細胞培養室(505号室)は、通常の研究室でセットアップが困難なES細胞の培養スペ−スを確保するために設計した部屋です。この部屋に設置してあるクリ−ンベンチ及び炭酸ガスインキュベ−タ−は、ES細胞を培養するために細心の注意を必要としますので、下記ル−ルに従って使用して下さい。
    (1)細胞培養室(505号室)を使用する場合、必ず事前に、スタッフの許可を得て下さい。
    (2)マイコプラズマフリ−と書いてあるクリ−ンベンチ及び炭酸ガスインキュベ−タ−には、マイコプラズマ汚染の可能性のある細胞は持ち込まないで下さい。
    (3)細胞培養室内で作業を行う場合、必ずビニ−ル手袋又はラテックス手袋を着用し、さらに70%エタノ−ルで滅菌して下さい。室内の機器や消耗品を素手で触ることは厳禁します。
    (4)実験台及びクリ−ンベンチの作業面は、使用前と使用後に、酒精綿又は70%エタノ−ルで湿らせたペ−パ−タオルで拭いて下さい。
    (5)細胞培養室では、誰も使用していない時、天井に設置してあるUVランプを点灯して、部屋の殺菌を行っています。入室時に消灯し、退室時には必ず点灯して下さい。
    (6)細胞培養室内の実体顕微鏡は、ホコリ及び紫外線を避けるため、使用後必ずカバ−をかけて下さい。
    (7)細胞培養用のガラス器具やプラスチック器具を使用した場合、洗剤で洗った後、水道水で50回、イオン交換水で10回以上ゆすいで下さい。
    (8)予約及び使用記録はきちんと付けて、誰が使用しているのか、誰が使用したのか、ちゃんと分かるようにして下さい。
    (9)細胞培養室では、個別包装のディスポピペットを使用しています。遺伝子実験施設でまとめて購入しますが、使用頻度などをみて、新品の補充を依頼する可能性もありますので、予め御了承下さい。
    (10)細胞培養室に設置している超低温冷凍庫(−150℃)は、とても重要な細胞の長期保存目的に限り、細胞培養室使用者以外の利用も認めます。希望者はスタッフに御相談下さい。


(F)暗室の使用方法

 暗室(504)を使用する場合は、下記ル−ルに従って使用して下さい。

    1)予約者優先・・・予約が必要な場合は、ホワイトボ−ドに日付、時間、氏名を記入して下さい。
    2)暗室のドアをロックして使用する場合は、使用者名、開始時刻、終了予定時刻をホワイトボ−ドに 書いて下さい。
    3)できるだけ暗室のドアは開けておき、他の利用者の便宜を図って下さい。
    4)GTC利用登録者以外は使用禁止です。
    5)自動現像機を使用する場合は、暗室内に掲示してある使用方法に従って下さい。(P25参照)


(G)低温室の使用方法

 5F低温室(516)の設定温度は5℃です。遺伝子実験施設利用登録者であれば誰でも利用できます。下記ル−ルに従って使用して下さい。

    1)低温室内に設備・機器を持ち込む場合は、事前にスタッフの許可を得て下さい。使用後は元に戻して下さい。また、設備・機器用記録ノートの備考(コメント)欄に、『低温室』と記入して下さい。
    2)低温室内の棚のスペースも、希望する講座に順次割り当てます。 スタッフに御連絡下さい。段ボール箱による長期保存は、カビが発生し易いので御遠慮下さい。
    3)低温室内の作業台スペース(1〜4)については、DNA実験室やRNA実験室と同様に、使用記録ノートに必要事項を記入して自由にお使い下さい。


(H)ロッカ−使用方法

 5階の廊下に、施設利用者が自由に使用できるロッカーを設置しています。下記ル−ルに従って使用して下さい。
    1)利用者は使用記録簿に氏名を記入して下さい。長期間(3日以上)利用する場合は、矢印で使用期 間を示し、所属と内線番号も記入して下さい。
    2)利用する場合、ロッカ−のカギは各自が責任を持って管理して下さい。カギを無くした場合は弁償していただきます。また、ロッカ−利用中に盗難事件が起きた場合でも、遺伝子実験施設では責任 を持てませんのであらかじめご了承下さい。
    3)GTC利用者のためのロッカ−です。不必要に占拠しない様、注意して下さい。


(I)カタログについて

 6階の廊下に、各種カタログ類をまとめています。閲覧は自由です。施設の外に持ち出す場合は、備え付けの「貸出記録ノート」に必要事項を記入し、翌日までに返却して下さい。


(J)ゴミの分別について

 4階DNA実験室、5階RNA実験室、6階事務室の各部屋の前に区分別のごみ箱を設置しています。掲示している「ゴミの分別区分の例」に従い分別して下さい。


(K)劇物・毒物の取り扱いについて

 劇物・毒物の入った保管庫は常時施錠しています。使用する時はスタッフまでお尋ね下さい。


(L)各種機器の使用方法

 施設内の機器を使用する場合、必ず使用記録を付けて下さい。使用記録を書く理由のひとつは、何かトラブルが発生した時に、たとえ使用者がその場にいなくてもすぐ連絡が取れるということです。従って、使用記録は使用後に書くのではなく、使用前に書いて下さい。つまり、機械の電源を入れたら、直ちに記入可能な項目を埋めて下さい。また、予約が必要な場合、「使用記録ノート」又は「予約用カレンダー」を用いて、利用者が自分で予約することにします。


  目次に戻る


熊本大学・遺伝子実験施設, E-mail:www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp