<第24回 遺伝子技術講習会>

主催:遺伝子実験施設

『小児神経疾患の遺伝的背景と治療法へのアプローチ』


日 時;平成13年10月12日(金)16:00〜17:30
場 所;遺伝子実験施設・6階・講義室(602)
講 師;難波 栄二 博士
    鳥取大学遺伝子実験施設 助教授
 近年、ヒトゲノムプロジェクトの進展に伴い、多くの疾患の遺伝的研究が急速に進んできている。小児神経領域の疾患では、比較的稀である先天代謝異常症などの単一遺伝子病を中心に遺伝的研究が行われてきた。しかし、近年てんかんや自閉症など、疾患頻度が高く複雑な遺伝的背景をもつ疾患の遺伝的研究も盛んに行われるようになってきている。
 本講演では、先天代謝異常などの遺伝子診断の現状を、私の経験をもとに紹介する。そして、その治療法への新しいアプローチについて紹介する。ついで、自閉症の遺伝研究の方向とその問題点について述べる。最後に遺伝的研究を患者に役立てるシステムについても議論したい。


遺伝子技術講習会一覧へ

トップページへ戻る

熊本大学・遺伝子実験施設, E-mail:WWW@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp