<第30回 遺伝子技術講習会>
主催:遺伝子実験施設
『Wonder World of ES cells』
日 時;平成15年1月24日(金)16:00〜17:30
場 所;遺伝子実験施設・6階・講義室(602)
講 師;丹羽 仁史 博士
理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター
多能性幹細胞研究チーム チームリーダー
内 容;
胚性幹細胞(Embryonic stem cells:ES細胞)は、初期胚に由来する多能性の幹細胞株で、1981年にマウスで初めて樹立された。1989年にES細胞を用いたノックアウトマウスが作成されてからは、発生工学には不可欠のツールになっているが、1998年のヒトES細胞樹立以降は、再生医学の分野でも注目を集め続けている。しかしながら、このような応用的な視点からではなく、細胞生物学的見地からES細胞を眺めたとき、そこには他の培養細胞では決して見ることの出来ないような、深遠な興味深い世界が広がっている。本セミナーでは、我々の研究成果を中心に、マウスES細胞を用いた「幹細胞生物学(stem cell biology)」について、様々な角度から概説したい。
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熊本大学・遺伝子実験施設, E-mail:WWW@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp