<第37回 遺伝子技術講習会>
主催:遺伝子実験施設 & 医学薬学研究部腫瘍医学分野
『ヒト人工染色体ベクターの構築』
場 所;遺伝子実験施設・6階・講義室(602号室)
日 時:平成15年8月13日(水)17:00〜18:30
講 師;琉球大学医学部 医科遺伝学分野
助教授 要 匡(かなめ ただし)先生
内 容;
1987年に発表された酵母人工染色体構築の成功より、ほ乳類(ヒト)人工染色体(human artificial chromosome: HAC)の構築が模索されて来ましたが、近年、実現へ向け近づいてきました。このHAC構築は、染色体の動的メカニズムを解明するばかりでなく、クロマチン高次構造によるエピジェネティックな発現制御を解析する手段としても重要です。さらに、全く新しいタイプの遺伝子治療ベクターとしても注目を集めています。
このHACは、主に「top-down approach」と「bottom-up approach」と呼ばれる2つの方法により構築が試みられていますが、これら2つの手法により得られた人工染色体をそれぞれ紹介し、それらの性質や応用についてお話したいと思います。
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熊本大学・遺伝子実験施設, E-mail:WWW@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp