<第5回 遺伝子技術講習会>

主催:熊本大学・遺伝子実験施設

『ABI PRISM 7700 の原理と応用』

日時:
平成9年5月15日(木)14:00〜15:00
場所:
遺伝子実験施設・6階・講義室(602)
講師:
永野 麻奈美
(パーキンエルマージャパン、アプライドバイオ事業部)
内容:
 PCR (Polymerase Chain Reaction) は、ごく微量のDNAを数十万倍〜百万倍に増幅することが出来、医学、薬学、生物学など様々な分野に大きな影響を与えた画期的な技術です。しかしながら、PCR には定量性が無いという欠点があり、研究を進める上での大きな障害となっていました。
 今回遺伝子実験施設で購入したABI PRISM 7700は、Rate-assayという全く新しいシステムを採用することにより、今まで言われてきた常識を打ち破ることに成功しました。即ち、PCRの各サイクル毎に産生されるPCR 産物の量を、そのDNAに特異的なプローブから出来てくる活性化蛍光色素の量に置き換えて、リアルタイムで検出し、得られた反応曲線をコンピューターで処理することにより、スタート時の分子数の計算を可能にしたのです。今回の遺伝子技術講習会では、この新しいシステムの原理を分かり易く解説し、今後様々な分野に広がると予想される応用方法の一部について紹介していただきます。
 多数の方のご来聴を歓迎いたします。
 なお、遺伝子技術講習会当日(5月15日)、ABI PRISM 7700の使用方法説明会も開催します。前半(10:00 ~ 12:00)は、セットアップ及びサンプル調製を行い、機械をスタートさせます。後半(15:00 ~ 16:30)は、データの解析を行います。利用する可能性の高い方はこちらにも御参加下さい。
連絡先:
熊本大学・遺伝子実験施設(内線5808)荒木or吉信or岸まで

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