平成17年度SPP事業・本渡東中学校

SPP事業の概要 〜SPPとは?〜
研究のプロ教育のプロとの連携が生み出す、新しい理数教育の試み
「連携プログラム」
文部科学省ではいま、新しいスタイルの理数教育を進めています

サイエンス・パートナーシップ・プログラム(SPP)とは
 SPPとは、実験・観察・体験を通して科学技術の本質に接し、その発展に携わる研究者・技術者の姿に触れる機会を充実することにより、「科学技術創造立国」を目指す我が国の次代を担う青少年の育成を図るものです。平成14年度から「科学技術・理科大好きプラン」の一環として実施しています。

■連携プログラムとは
 SPP事業の中心として進めているのが「連携プログラム」です。「連携プログラム」では、大学や研究機関など科学技術を研究している現場と中・高等学校などの教育現場とのあいだの連携を支援します。日本の科学技術の第一線で活躍する研究者・技術者の協力を得て、実験・観察・体験を重視した連携を進め、科学技術の分野で活躍している人の熱意に触れる機会を充実することが目的です。

平成17年度SPP事業・本渡東中学校

学校名:本渡市立本渡東中学校
校長名:河内 大成
実施担当者:那須 幸一郎
招へい講座の名称:遺伝子組み換えについて
招へい講座のねらい:3年生2分野の授業で細胞の観察を行い、その際核の中にある遺伝子について説明を行う。また、組み換え技術を用いた食品などについても取り上げる。しかし,現象面だけを扱うだけである。本来は,遺伝子組み換えの簡単な方法を知り,その有効性や危険性について学ぶべきであると考える。そこで今回,遺伝子組み換えの本質を学ぶことを目的とし,実験を中心とした講座の計画を立てた。大腸菌の形質転換を実際に行いGFP蛍光の観察によって,遺伝子発現の仕組みや遺伝子組み換えの意義について考えることをねらいとする。

研究者招へい講座の具体的な取組内容について
実施日時:平成17年6月23日(木)〜24日(金)
実施場所:本渡市立本渡東中学校 理科実験室
講  師:荒木 正健(熊本大学 生命資源研究支援センター バイオ情報分野)
T  A:山下 理恵(熊本大学 生命資源研究支援センター バイオ情報分野)
     伊藤 美陽(熊本大学 大学院医学教育部 医科学修士課程)
     井手 深雪(熊本大学 大学院自然科学研究科 修士課程)
プログラム:
  6月23日
    14:20〜15:10 Part 1 遺伝子と仲良くなろう
    15:20〜16:10 Part 2 遺伝子組換えで光る大腸菌を作ろう
  6月24日
     8:45〜 9:35 Part 3 DNAを自分の目で確かめよう
     9:45〜10:35 Part 4 遺伝子組換え技術について考えよう

◎◎◎◎◎ 講義の様子 ◎◎◎◎◎


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熊本大学 生命資源研究・支援センター 遺伝子実験施設
E-mail: www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp