Gene Technology Center News No.7

熊本大学・遺伝子実験施設
熊本市本荘2ー2ー1
Tel : (096) 373-6501, FAX : (096)373-6502
1998年 1月12日


<悪質なルール違反者について>

  昨年12月9日(火)に開催されました第13回遺伝子実験施設運営委員会において、『ルール違反者の処置方法についての申合せ』が決まりましたのでお知らせします。これは、悪質なルール違反者に関する処置について暫定的に第1段階から第4段階まで定め、平成9年9月29日付けで施設内に掲示していました[利用者の皆さまへ(警告)]に替わるものです。この申合せは、平成9年12月9日から適用を開始しています。
  この申合せは、遺伝子実験施設をより利用しやすい施設にすることを目的としています。運用は弾力的に行う予定ですが、各自『利用の手引き』にもう一度目を通していただき、ルールを守ってご利用下さい。また、他の利用者の使用記録ノートのつけ忘れや、後片付けのし忘れなどに気づかれた場合は、利用者どうし声をかけて注意されるようお願いいたします。悪質と思われる場合はスタッフに御連絡下さい。

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ルール違反者の処置方法についての申合せ
(趣旨)
第1 この申合せは、「熊本大学遺伝子実験施設利用内規」第8条に基づき、ルール違反者の処置に必要な事項を定める。
(処置内容)
第2 遺伝子実験施設長が必要と認めた場合、ルール違反者に対し次の処置を行うことが出来る。
 第1段階:厳重注意をし、第2段階以降の処置について警告する。
 第2段階:遺伝子実験施設利用の1カ月禁止。氏名公表。
 第3段階:遺伝子実験施設利用承認の取り消し。氏名公表。
(適用範囲)
第3 ここでルール違反者とは、下記項目のいずれかに該当する者を示す。
(1)スタッフに無断で、遺伝子実験施設の物品を施設外に持ち出した者。
(2)予約及び使用記録ノートへの記入をせずに、機械や実験台を頻繁に使用した者。
(3)他の利用者の物品を無断で使用した者。
(4)遺伝子実験施設利用承認を受けていないのに、スタッフに無断で施設を利用した者。
(5)その他、他の利用者の迷惑になるような行為を故意に行った者。
(運用指針)
第4 施設長が、利用者の行為をルール違反であると認めた場合、初回であれば第1段階を適用し、本人及びその利用責任者にその旨を通知する。再度ルール違反が認められた場合は、第2段階を適用し、本人及び利用責任者へ通知すると同時に、施設1階玄関内の掲示板に氏名及び処置内容を掲示する。更に、3度目のルール違反が認められた場合、第3段階を適用する。

<JGC−TALKについて>

  全国遺伝子実験施設連絡会議では、実験材料検索など、実験・研究等に関する情報を交換するためのメ−リングリスト;JGC−TALKを開設しました。このアドレスに着信したメ−ルは、連絡会議に参加している各施設に自動転送され、各施設の担当者から関係者へ送られることになります。例えば、ある細胞株のcDNA を使いたいという利用者がこのアドレスにメ−ルを送ると、全国の遺伝子実験施設から情報(回答)が寄せられる訳です。このメ−リングリストのメールアドレス、内容等は公開とします。投稿に関しては、施設利用者などの各個人がこのメーリングリストへ直接行えます。したがって、投稿内容に関しては投稿する方の責任とします。
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メ−リングリスト;JGC−TALK
メ−ルアドレス;jgc-talk@gen-info.osaka-u.ac.jp

1998年1月7日現在登録している施設;
北海道大学 遺伝子実験施設
   (g-net@rmg.hokudai.ac.jp)
弘前大学遺伝子実験施設
   (grc@cc.hirosaki-u.ac.jp)
東北大学 遺伝子実験施設
   (tfujino@biochem.tohoku.ac.jp)
筑波大学 遺伝子実験センター
   (gec-ut@sakura.cc.tsukuba.ac.jp)
東京大学医科学研究所附属 遺伝子解析施設
   (isaito@ims.u-tokyo.ac.jp)
東京医科歯科大学
   (naka.gene@cmn.tmd.ac.jp)
東京農工大学 遺伝子実験施設
   (idenshi@cc.tuat.ac.jp)
東京工業大学 遺伝子実験施設
   (jgc-talk@bio.titech.ac.jp)
新潟大学 遺伝子実験施設
   (okesa@gene.med.niigata-u.ac.jp)
富山医科薬科大学 遺伝子実験施設
   (gene@ms.toyama-mpu.ac.jp)
金沢大学 遺伝子実験施設
   (idenshi@kenroku.ipc.kanazawa-u.ac.jp)
信州大学 遺伝子実験施設
   (geninfo@giptc.shinshu-u.ac.jp)
岐阜大学 遺伝子実験施設
   (suga@cc.gifu-u.ac.jp)
国立遺伝学研究所 遺伝情報研究センター
   (jgcmail@wormhole.lab.nig.ac.jp)
岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所
 形質統御実験施設(jgcmail@wormhole.lab.nig.ac.jp)
名古屋大学 遺伝子実験施設
   (h44979a@nucc.cc.nagoya-u.ac.jp)
三重大学 遺伝子実験施設
   (hattori@gene.recs.mie-u.ac.jp)
京都大学化学研究所附属 核酸情報解析施設
   (sugisaki@molbio.kuicr.kyoto-u.ac.jp)
京都大学 遺伝子実験施設
   (info-ex-cmbg@virus.kyoto-u.ac.jp)
大阪大学 遺伝情報実験施設
   (jgctalk-osaka@gen-info.osaka-u.ac.jp)
神戸大学 遺伝子実験施設
   (kumolbio@inherit.biosig.kobe-u.ac.jp)
鳥取大学 遺伝子実験施設
   (enanba@grape.med.tottori-u.ac.jp)
島根大学 遺伝子実験施設
   (tnakagaw@life.shimane-u.ac.jp)
岡山大学 遺伝子実験施設
   (knegishi@ph2rsews2.okayama-u.ac.jp)
広島大学 遺伝子実験施設
   (cgswww@ipc.hiroshima-u.ac.jp)
山口大学 遺伝子実験施設
   (cgryu@po.cc.yamaguchi-u.ac.jp)
高知大学 遺伝子実験施設
   (jgctalk@rimg.kochi-u.ac.jp)
九州大学 遺伝情報実験施設
   (jgc-talk@gen.kyushu-u.ac.jp)
熊本大学 遺伝子実験施設
   (www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp)
鹿児島大学 遺伝子実験施設
   (kgrc@gene.agri.kagoshima-u.ac.jp)
琉球大学 遺伝子実験施設
   (jgc-talk@grc.u-ryukyu.ac.jp)
群馬大学 遺伝子実験施設
   (hoshino@sb.gunma-u.ac.jp)


<遺伝子技術講習会について>

下記日程で第7回遺伝子技術講習会を開催しますのでお知らせします。

テーマ:
『哺乳類全胚培養法の発生学への応用』
日時:
平成10年2月13日(金)
  15:30〜17:30
場所:
遺伝子実験施設・6階・講義室(602)
講師:
大隅 典子 博士
  国立精神神経センター・神経研究所
         ・疾病研究第七部第二室長

多数の方のご来聴を歓迎いたします。


<コンピューターウイルスについて>

  昨年12月22日(月)午後、遺伝子実験施設6階遺伝情報解析室(606)に設置しているMacintosh Performa 6410[LFRMac]から、コンピューターウイルス(MBDF A)が検出されました。このコンピューターは、スライド作成装置(Personal LFR PLUS)用に使用しているものですが、ネットワークにも接続しています。ただし、同室内に設置しているPower Macintosh 7100/80[idenshi]、Power Macintosh 8500/150[GENETYX]、及び別の部屋に設置している9台のパソコンからは検出されませんでしたので、ネットワークを介した2次感染の危険性は低いと考えられます。
  今回のウイルス感染は、Performa 6410[LFRMac]を使用した利用者が、使用したディスクを講座に持ち帰った後チェックしたら感染していたという連絡により発覚しました。迅速な連絡をしていただいた医学部遺伝発生医学研分化制御部門の山口助教授に、この場を借りて感謝いたします。
  使用記録ノートに基づき、Performa 6410[LFRMac]の使用者にはすぐ連絡し、ウイルスチェックを依頼しました。これまでのところ、ウイルスが検出されたという報告はありません。LFRMacに関しては、ハードディスクを初期化し、システムを入れ換えました。現在は、正常に使用できます。
  今回のウイルス感染の原因は不明ですが、このPerforma 6410[LFRMac]は、昨年11月から使用を開始したばかりで、ウイルス除去ソフトを入れ忘れていました。システム管理者として手落ちがあり、利用者の皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫び致します。
  遺伝子実験施設では、これまで、ウイルス除去ソフト(Disinfectant 3.6)をインストールし、時々チェックするという方法をとっていたのですが、今回の事件を教訓として、SAM 4.5.1をすべてのパソコン(Mac 及び PowerMac)にインストールしました。また、Disinfectantも3.7.1にバージョンアップしています。


<ニュ−ス配信方法の変更について>

  熊本大学遺伝子実験施設では、施設利用者への連絡手段として、これまでのGTCニュ−ス、WWWホ−ムペ−ジ、施設内掲示に加え、E-mailも活用することにしました。施設利用登録者全員を対象としたお知らせだけではなく、各種機械別に使用者のメ−リングリストを作成し、必要なニュ−スを流す予定です。何か不都合がある場合や御意見御要望などがある場合は、遺伝子実験施設事務室(内線5808またはE-mail:www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp)まで御連絡下さい。


  GTC News


  遺伝子実験施設ホームページ


熊本大学・遺伝子実験施設, E-mail:WWW@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp