******** GTC On Line News No.308*******
      2002年 8月29日
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 「GTC On Line News No.301」(2002年8月8日)でお知らせした様に、本日 、第11回 GTC-User Meeting(GUM) を開催しますのでお知らせします。
 手元資料として、演者が実際に使用しているプロトコールのコピーを配付します。 遺伝子実験施設利用者でなくても参加できますので、多数の皆様のご来聴を歓迎しま す。

・・・・・第11回GUM・・・・・

日時;平成14年 8月30日(金)17:00〜18:00
場所;遺伝子実験施設・6階・講義室(602)
テーマ:「部位特異的組換えシステムを使って遺伝子を出し入れする方法
      (単なるノックアウトはもう古い?)」
発表者:荒木 喜美 氏
   (発生医学研究センター 臓器形成分野)
要 旨:  部位特異的組換えシステムとしては、Cre/loxやFlp/FRTシステムがよく知られてお り、特に、Cre/loxシステムは効率良く働くことから、コンディショナルノックアウ トなどによく使われています。このシステムに変異を加えたlox配列を用いることで 、効率良く遺伝子置換を起こすことが出来ます。変異lox配列をうまく使えば、最初 に通常のノックアウトを行った後で、そのESクローンを用いて、ターゲティングベク ターの薬剤耐性遺伝子を他の遺伝子に置き換えることが出来るようになります。つま り、ノックアウトクローンからトランスジェニッククローンへ早変わり出来るのです 。せっかく苦労して採るノックアウトクローンなのですから、有効利用を考えましょ う!

<GTC On Line News>

<GTC On Line News-301-350>


熊本大学・遺伝子実験施設; E-mail:www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp