******** GTC On Line News No.314*******
      2002年 9月20日
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 遺伝子実験施設・6階・実習室に設置している微量高速冷却遠心機(トミー、MRX- 150)は、先週からモーターがロックし、使用出来ない状態でした。昨日(9月19 日)、修理(モーター交換)が完了しました。使用可能です。
 故障の原因を特定することは出来ませんが、モーターゴムカバー及びモーター断絶 ゴムが腐食し、モーター内部もシャフトが動かない状態でした。おそらく腐食性のあ る液体や蒸気(フェノール?)が、モーター内部に侵入したものと考えられます。こ の遠心機はGTC設立時(平成7年)に購入した物で、使用頻度も高く、少しずつ劣 化したと考えられます。
 GTCには、この他にも多くの遠心機がありますが、今後、同様な故障が起きる可 能性は否定できません。使用する際は、下記注意事項をお守り下さい。

(1)電源を切る時は、遠心機のフタを開けて、チャンバー内を乾燥させる。
(2)最高速度(設定した速度)に達するまで、遠心機の側を離れない。
(3)チューブが割れたり、サンプルが飛散した場合は、ローターを取り外し、ロー ターおよびチャンバー内を70%エタノールで拭き上げる。

 以上、よろしくお願いします。


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熊本大学・遺伝子実験施設; E-mail:www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp