******** GTC On Line News No.420*******
      2003年 8月 8日
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 遺伝子実験施設・4階・DNA実験室(401)に設置している小型高速冷却遠心機 (トミー、SRX-201)は、現在使用できません。8月1日(金)にスタッフが発見し た時、チャンバー内部、シャフト、およびローターに無数の傷が入っており、シャフ トが変形しローターをセットできない状態でした。また遠心機本体も振動によりずれ ていました。ローターに激しい傷が付いているのとは対照的に、ローターのフタはほ とんど無傷でした。従って、フタをせずに回したため、高速回転中にローターが浮い て飛んだのではないかと推測されます。事故のすさまじさを物語るローターや遠心機 本体の写真をGTC建物内(数ヶ所)に掲示しましたので、機会があればご覧下さ い。
 納入業者である(株)新興精機に連絡し、トミーから修理見積もりを取ったとこ ろ、約26万円という数字が出ました。しかしながら、昨日(8月7日)トミーのサ ービスマンが修理を試みたところ、予想していたドライブユニット、ローター識別セ ンサーおよび温度センサーを交換しても、正常に作動しませんでした。どこかの基盤 が壊れていると考えられるのですが、現場での修理は不可能ということでメーカーに 引き上げて修理することになりました。お盆休みを挟んで移設し修理することになり ましたので、使用できるようになるのは9月以降になると予想されます。また、当初 の見積よりも修理費用がかさむことは間違いありません。
 今のところ事故を起こした当事者および目撃者からの連絡はありません。使用記録 が書かれているのは7月初旬までで、事故がいつごろ起きたのかも分かりません。か なり大きな音がしたのではないかと考えられますので、何か情報をお持ちの方はGT Cスタッフまで御連絡下さい。よろしくお願いします。


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<GTC On Line News-401-450>


熊本大学・遺伝子実験施設; E-mail:www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp