******** GTC On Line News No.421*******
      2003年 8月13日
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 本日17:00から、GTC On Line News No.419(2003年8月7日)でお知ら せした、第37回遺伝子技術講習会を開催します。多数の方の御来聴を歓迎いたしま す。

======= 第37回遺伝子技術講習会 =======

主 催;遺伝子実験施設 & 医学薬学研究部腫瘍医学分野
テ−マ;『ヒト人工染色体ベクターの構築』
日 時;平成15年 8月13日(水)17:00〜18:30
場 所;遺伝子実験施設・6階・講義室(602)
講 師;要 匡 (かなめ ただし) 先生
    琉球大学医学部医科遺伝学分野 助教授
内 容;
 1987年に発表された酵母人工染色体構築の成功より、ほ乳類(ヒト)人工染色体 (human artificial chromosome: HAC)の構築が模索されて来ましたが、近年、実現 へ向け近づいてきました。このHAC構築は、染色体の動的メカニズムを解明するばか りでなく、クロマチン高次構造によるエピジェネティックな発現制御を解析する手段 としても重要です。さらに、全く新しいタイプの遺伝子治療ベクターとしても注目を 集めています。
 このHACは、主に「top-down approach」と「bottom-up approach」と呼ばれる2つ の方法により構築が試みられていますが、これら2つの手法により得られた人工染色 体をそれぞれ紹介し、それらの性質や応用についてお話したいと思います。


<GTC On Line News>

<GTC On Line News-401-450>


熊本大学・遺伝子実験施設; E-mail:www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp