******** GTC On Line News No.423*******
      2003年 8月16日
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 熊本大学 生命資源研究・支援センター バイオ情報分野の荒木です。昨日(8月 15日)、アプライドバイオシステムズジャパンから届いたニュースを転記します が、その前に少し補足説明を行ないます。
 熊本大学遺伝子実験施設は、平成14年2月に森正敬施設長(当時)が「契約者」 となり、Celera Genomics社と「Celera Discovery System アカデミック契約」(3 年契約)を行ないました。6人の「利用者」と18人の「被指定人」の協力を得て、 熊本大学でCelera Discovery System(CDS)を利用できる環境を整備することが出来 ました。平成13年度(平成14年2月〜3月)及び平成14年度(平成14年4月 〜平成15年3月)のCDS利用料金に関しては、最初に遺伝子実験施設の校費で一括 支払いし、後から各利用者の都合の良い予算(校費・科研費・委任経理金など)で集め るというサービスを行なってきました。
 さて、この契約は平成17年1月までだったのですが、CDS利用形態の大幅変更に 伴い、平成15年3月いっぱいで解消しました。主な変更ポイントを列記します。

1.米国Celera Genomicsとの直接契約(3年利用契約)からApplied Biosystems Japan(日本法人)との年間利用契約に変更する。
2.施設との利用契約形態から、利用者個人との利用契約形態にする。
3.年間利用料金を、これまでの約200万円から33万円に値下げする。ただしこ れまで「利用者」ひとりと「被指定人」3人の合計4人がひとつのIDを利用できた が、この区別をなくして、全て単独の購入利用とする。
4.上記価格には、従来別料金であった『Human RefSNP』へのアクセス権も含まれる。
 この新しい利用形態は、平成15年4月スタートという話だったのですが、実際に 平成15年度の新規契約者に新しいID及びパスワードが送られてきたのは6月中旬で した。また、アプライド側の営業体制が整わず、これまで積極的な宣伝はなされてい ませんでした。今回やっと新体制が整ったということになります。添付書類(pdfフ ァイル、2MB)で新しい「myScience」の表示画面の説明も届いていますので、興味が ある方は荒木まで御連絡下さい。

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Celera Discovery System アカデミック契約者の皆様へ

 いつも大変お世話になっております。2003年8月18日(月曜日)にCelera Genomics社とApplied Biosystems社の一部門であるKnowledge Businessグループは、 ライフサイエンスの研究支援を目的として、Applied Biosystems社のウェブサイト内 で、新たな情報サイト「myScience」を公開させていただくことになりました。
 それにあわせて8月18日以降は、Celera Discovery System (CDS)もApplied Biosystems社のウェブサイト内に組み込まれることになります。表示画面も添付資料 の通り改良されますが、同時に、ヒトおよびマウスのCeleraアノテーション情報も最 新のデータにアップデートされます。URLについては、これまでの www.celeradiscoverysystem.comから、www.myscience.appliedbiosystems.comに変更 されます(当面は、旧URLから新URLに自動的にジャンプする設定になっていますが、 ブラウザのブックマークも含め、ご変更をお願いします)。なお、初回は myScienceの登録ページへのアクセスとなりますが、同画面上にありますCDSログイン ボックスからお手持ちのIDおよびpasswordでCDSにアクセスいただくことで、以降は cookieによりCDSログインページが自動的に立ち上がる設定になっています。CDSには これまで通りの機能に加え、myScienceのすべての機能も含まれます。

<myScienceの主要な機能>
・簡便な検索作業でNCBI LocusLink参照のヒト、マウス、ラットの遺伝子情報とその 遺伝子を解析するためのApplied Biosystems社試薬製品を見つけることができる。 ・CDS Workspaceと共に検索結果などの保存に個人用ワークスペースが利用できる。 ・Applied Biosystems社製品Assays-on-Demand Gene Expression およびSNP Genotypingプロダクトの情報をMap viewerを通して視覚的にとらえることができる。 ・続く解析が容易な形式で、検索結果をファイル出力できる。

 私どもは、これにより、ゲノム情報のみならず、試薬および解析機器を同時に提供 させていただくことで、皆様のご研究にお役立ていただけるものと考えております。 なお、本件に関してのご質問等ありましたら、弊社アプリケーションサポートまでお 問い合わせ下さい。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

アプライドバイオシステムズジャパン株式会社
アプリケーションサポート
TEL:0120−477−392(土日、祝日除く)
FAX:0120−477−120
E-mail:jptechsupport@appliedbiosystems.com

アプライドバイオシステムズジャパン株式会社
アプリケーションサポート
坂爪 修


<GTC On Line News>

<GTC On Line News-401-450>


熊本大学・遺伝子実験施設; E-mail:www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp