******** GTC On Line News No.518*******
2004年 5月 17日
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 本日、午後3時から、第44回遺伝子技術講習会を開催します。今回は、昨 年12月に開催された第26回日本分子生物学会年会(神戸)において、立ち 見が出るほどの盛況だったメルク(株)のバイオテクノロジーセミナー(ラン チョンセミナー)を再現します(ただし、お弁当はありません)。既に学会場 で聞かれた方も、直接質問する機会まではなかったと思います。多数の方の御 来聴を歓迎いたします。

======= 第44回遺伝子技術講習会 ======
主 催:熊本大学 生命資源研究・支援センター 遺伝子実験施設
共 催:拠点形成研究B
   「新世代生命科学におけるプロテオミクス研究・教育システムの構築」
後 援:堤科学株式会社
テーマ:『タンパク質の発現、可溶化、精製のヒント』
日 時:2004年 5月17日(月)15:00〜17:00
場 所:熊本大学 生命資源研究・支援センター
    遺伝子実験施設・6階・講義室(602)
講 師:メルク株式会社 ライフサイエンス部
    プロダクトマネージメント   川口 恵子 氏
   内 容:
 組換えタンパク質の解析は研究テーマに関わらず広く用いられているプロセ スですが、発現、抽出、精製の各ステップにおいて目的タンパク質の性質に合 った方法を選ぶことで収集率や効率はさらに向上できます。今回のセミナーで は各ステップで役に立つヒントをご紹介します。みなさまのご研究にお役立て 下さい。

トピックス
 1.Leaky (basal) expression(基底発現)のコントロール
 2.高生産量の誘導
 3.目的配列の安定化
 4.可溶化の向上・改善
 5.複数遺伝子を同一細胞内で同時発現
 6.制限酵素を利用しない定方向性クローニング
 7.大腸菌ホスト株 〜完全長タンパク質取得のための誘導条件〜
 8.ジスルフィド(S-S)結合の架橋による収率向上
 9.高収率・短時間のタンパク質抽出
10.昆虫細胞を用いた発現
11.大腸菌・酵母・動物細胞などからタンパク質を分画精製するシステム




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熊本大学・遺伝子実験施設; E-mail:www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp