******** GTC On Line News No.529*******
2004年 6月 21日
***********************************

 遺伝子実験施設では、502機器分析室設置の『SNP解析装置 使用説明会』を企画中 (今のところ7月開催予定)です。説明会は、デモンストレーションを行いながら実 施しますが、自分のサンプルを測定したいという方を募集します。希望する方はスタ ッフまでご連絡下さい<受付は6月末まで、限定一組>。
 測定内容はSNPに限らず、メチル化解析や(短い)マイクロサテライト解析などで も結構です。サンプルの他に、事前にビオチンラベルプライマーのデザイン&作製が 必要です。日程はデモをする方に合わせて調整します。
デモ希望者がいない場合は、適当なサンプルを用意して説明会を開催します。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
SNP解析装置 使用説明会内容
機 器;Pyrosequencing PSQ96MA
    http://www.scbio.co.jp/products/biotage/info.html
日 時;平成16年7月予定
場 所;遺伝子実験施設 502号室
講 師;株式会社バイオット 足立 朝穂 氏
  内 容;
 PSQ96MAはSNPタイピングの為に開発された革新的なDNAシークエンサーです。安定 した測定原理により、高速且つ高精度なSNP解析を実現します。また、その他のアプ リケーションとして、マルチアレルSNP、挿入欠失多型、マルチプレックス解析、ア レル頻度解析や30bp程度の高速ショートシーケンス解析があり、PSQ96MA一台で様々 なゲノム多型解析が可能となります。
 PSQ96MAの測定原理であるPyrosequencing法は、DNAポリメラーゼによる伸長反応を 基本としたシーケンス手法です。ポリメラーゼが塩基伸長するときに生じるピロリン 酸をルシフェラーゼ発光に変換して、伸長反応をリアルタイムで検出し、発光の強度 とパターンからSNPタイプ、周辺配列を自動で決定します。
 測定には96ウェルタイタープレートを利用し、解析時間は96検体同時で約10分間で す。また、SNPサイトのみでなく周辺配列もシーケンス解読しますので、精度の高い ジェノタイピングが可能です。



<GTC On Line News>

<GTC On Line News-501-550>


熊本大学・遺伝子実験施設; E-mail:www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp