******** GTC On Line News No.668*******
2006年 3月 2日
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発生医学研究センター 転写制御分野から、下記セミナーの案内を依頼されましたのでお知らせします。
 なお、このようにGTC以外が主催するセミナーの案内に関しても、施設利用者に有用と考えられる情報をこのメーリングリストに載せることは問題ありません。何かありましたら、GTCスタッフまで御連絡下さい。

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GTC利用登録者各位

第97回 発生研セミナー開催のお知らせ

神経分化学  田中 英明
転写制御分野 鹿川 哲史

 来る3月9日木曜日午後6時より第97回発生研セミナーが下記の要領で開催されますのでお知らせ致します。より多くの先生及び大学院生の方々にご来場頂くことを願いGTC利用登録者のメーリングリストを使って本案内を送らさせて頂きます。なお、COEリエゾンラボ登録者にも同様の内容のメールを配信させて頂きました。重複して登録されている先生には同じ内容のメールが届いていると思いますがどうぞご了承ください。

日時: 3月9日(木曜日)18:00〜19:00
場所: 発生医学研究センター 1階 カンファレンス室

演者: 渡辺 啓介 自然科学研究機構 生理学研究所
「脊髄後角由来のnetrin-1は一次感覚神経の軸索投射を制御する」

演者: 小野 勝彦 自然科学研究機構 生理学研究所
「Olig2発現細胞の系譜解析」

内容: 神経幹細胞の細胞分化は、これまでに培養系を用いて多くの研究成果があげられてきましたが、生理学研究所の小野勝彦先生は、生体脳内で実際に起きている神経系細胞分化について遺伝子組み換えマウスを巧みに組み合わせて研究を進められています。今回はOlig2発現細胞の系譜解析から得られた最新の知見をご紹介頂く予定です。神経発生では、細胞分化と同時に正確な細胞間相互認識に基づいた神経回路網の形成も重要な過程です。渡辺啓介さんは、netrin-1遺伝子欠損マウスで新規に発見された神経軸索投射の異常をご研究のスタートとして、netrin受容体遺伝子欠損マウスなど多くのマウス系統を解析されnetrin-1の新しい機能について明らかにされました。教員・スタッフの先生と共に数多くの大学院生・研究生の方々にご来場頂き、熱い議論を交わして頂ければ幸いに思います。

連絡先: 神経分化学 田中英明 (ex.5292)
       E-mail: hitanaka@gpo.kumamoto-u.ac.jp

  転写制御分野 鹿川哲史 (ex.6612)
       E-mail: kagawa@kaiju.medic.kumamoto-u.ac.jp





<GTC On Line News>

<GTC On Line News-551-600>


熊本大学・遺伝子実験施設; E-mail:www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp