レポート第12回 集計結果

熊本大学・遺伝子実験施設
熊本市本荘2ー2ー1
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2000年 7月25日

生命科学G レポ−ト 第12回・問題(2)・回答集
2000年1月29日実施



************************ 問題(2) ************************


DNA 鑑定という方法は、PCR が開発される前からありました。やはり VNTR ミニサテライトの繰り返しの数の違いを利用し、サザンブロットという方法で検出していました。ただし、この場合、次のような欠点がありました。

  1. 大量の試料が必要。例えば血液から DNA を精製する場合、10 ml 以上の血液が必要。

  2. 5 kb, 10kb など長いサイズのバンドを対象にするので、質の良い DNA が必要。従って、試料の状態が悪いと使用出来ない。また、操作も煩雑で、ある程度の熟練を必要とする。

  3. 解析結果が出るまでに4日〜1週間必要。

  4. 検出に放射性同位元素(RI)を使用する場合、特殊な設備が必要。

 PCR を応用することにより、例えば血液1滴で、どこででも、1日〜2日で結果が出せます。しかも正確に。そこで、様々な分野で利用されています。あなたなら、どのような場面で利用しますか?




************************ 回答 ************************


(A)犯罪事件など


(B)親子鑑定など


(C)浮気調査など

(D)医療関係

(E)考古学、民族学関係

(F)生物学など

(G)身分証明など

(H)その他


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