2003年度 教養科目
I 自然と情報  生命科学G
−−夢の技術PCR−−

熊本大学
生命資源研究・支援センター
バイオ情報分野
荒木 正健

熊本市本荘2−2−1
Tel : (096) 373-6501, FAX : (096)373-6502
2003年12月17日更新


冬休みの課題レポート・2003

 冬休みの間にどれか1冊読んで、レポ−ト(別紙書式)を提出して下さい。このレポ−トに関しては、下記基準に従い、私の独断で5段階評価(5点〜1点)します。

  5;発想がユニ−クで、その問題を議論する場合に大変参考になる。
  4;論理的思考を行い、人を説得する力がある。
  3;素直に感想を述べ、自分で感じた事、考えた事がきちんと書いてある。
  2;自分では何も考えていない。
  1;本当に読んだかどうか怪しい。

 この「冬休みの課題」と期末試験は必須項目とします。どちらを欠いても単位は認めません。また通常のレポ−ト(出席)を各1点とし、「冬休みの課題」及び期末試験の点数と合わせて総合評価します。

(25点満点/25−20:優、19−18:良、17−15:可、14−0:不可)

 「冬休みの課題」提出期限;2004年 1月21日

1)『イエスの遺伝子』
   マイケル・コ−ディ 著、 内田昌之 訳、
   徳間書店、510ペ−ジ、1,800円    [1998年3月]
   あるいは 徳間文庫 上(\590)・下(\552) [2000年2月]
 SF。遺伝子スリラ−。たったひとつの体細胞から人間の遺伝子すべてを解読できる装置“ジ−ンスコ−プ”の発明から始まる新しい世界。遺伝子工学とキリスト教。ベンチャ−企業と秘密結社。大変「面白い」小説ですが、いろいろ考えさせられることも多いと思います。

2)『脳死は本当に人の死か』
   梅原 猛 著、
   PHP研究所、189ページ、1,100円    [2000年4月]
 厚生省の脳死臨調の委員のひとりとして、「隠された十字架、法隆寺論」や「水底の歌、柿本人麻呂論」で有名な梅原猛氏が、哲学者としての立場から脳死問題に真剣に取り組んだ本です。後半の柳田邦男氏との対談も、読みごたえがあります。

3)『イヴの七人の娘達』
   ブライアン・サイクス 著、大野 晶子 訳、
   ソニー・マガジンズ、358ページ、1,600円 [2001年11月]
 最先端の科学によって明らかにされた人類の歴史。母から子へそのまま受け継がれる「ミトコンドリアDNA」の研究と「PCR」が可能にした真理の探究。盛りだくさんのエピソードをちりばめた、かなり読みごたえのある本です。人種や民族の違いで争うことの無意味さを実感できると思います。文系の人にもお勧めです。

4)『時間の分子生物学』
   粂 和彦 著、
   講談社現代新書、201ページ、700円  [2003年10月]
 「生物時計」という言葉を知っていますか? 一般的には「体内時計」と呼ばれることが多いと思いますが、地球上のほぼ全ての生物の遺伝子には、24時間の時を刻む能力が書き込まれています。分子生物学の最前線で研究している著者(熊大教官)が、生物時計の仕組みと「睡眠」の謎について、優しく丁寧に、なおかつ面白く解説しています。文系の人にもお勧めです。


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