<第45回遺伝子技術講習会>
主 催:熊本大学 生命資源研究・支援センター 遺伝子実験施設
共 催:日本ベクトン・ディッキンソン(株)バイオサイエンス事業部
『フローサイトメーターを用いた新しいサイトカインの測定法について』
日 時:2004年 6月17日(月)15:00〜16:00
場 所:熊本大学 生命資源研究・支援センター
遺伝子実験施設・6階・講義室(602)および5階・細胞解析室(519)
講 師:藤沢薬品工業(株) 医療関連事業部
カスタマーサポートセンター 佐藤 幸夫 氏
内 容:
サイトカインは、免疫学や細胞生物学など、さまざまな分野で研究されています。
現在、サイトカインの定量測定には、サンドウィッチELISA法による測定が 一般的ですが、近年、フローサイトメーター技術と1つのサンプル中のさまざ まな成分を同時に測定するMultiplexing技術を組み合わせたCytometoric Bead Array (CBA)システムが開発され、従来のELISA法に替わる方法として注 目されております。本システムの特長として、CBAの各ビーズの表面は蛋白質 に特異的に結合する抗体がコーティングされており、ELISAプレートの各コー ティングされたウェルと同じような機能を果たします。従来のイムノアッセイ の利点と、フローサイトメーターの高い蛍光検出感度という両者の利点を併せ 持っており、複数の成分を同時に検出することで、従来のELISA法に比べて、 少量のサンプル量、より少ないサンプル希釈回数、より短時間でのサンプル測 定が可能です。セミナーでは、CBAによる測定法の概略と若干の使用経験,参 考文献について紹介させていただきます。
CBAキットに関する詳しい説明は、下記ホームページに記載されているメー ルマガジン「フジサワ研究用試薬 HOT LINE」のバックナンバー23号、2 号、1号を御参照下さい。
http://www.fujisawa.co.jp/reagent/backnumber/index.html
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熊本大学・遺伝子実験施設, E-mail:WWW@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp