・・・・・GUM 第11回・・・・・
日時;平成14年 8月30日(金)17:00〜18:00
場所;遺伝子実験施設・6階・講義室(602)
テーマ:「部位特異的組換えシステムを使って遺伝子を出し入れする方法
(単なるノックアウトはもう古い?)」
発表者:荒木 喜美 氏
(発生医学研究センター 臓器形成分野)
要 旨:
部位特異的組換えシステムとしては、Cre/loxやFlp/FRTシステムがよく知られており、特に、Cre/loxシステムは効率良く働くことから、コンディショナルノックアウトなどによく使われています。このシステムに変異を加えたlox配列を用いることで、効率良く遺伝子置換を起こすことが出来ます。変異lox配列をうまく使えば、最初に通常のノックアウトを行った後で、そのESクローンを用いて、ターゲティングベクターの薬剤耐性遺伝子を他の遺伝子に置き換えることが出来るようになります。つまり、ノックアウトクローンからトランスジェニッククローンへ早変わり出来るのです。せっかく苦労して採るノックアウトクローンなのですから、有効利用を考えましょう!
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