・・・・・GUM 第12回・・・・・
日時;平成14年12月19日(木)17:00〜18:00
場所;遺伝子実験施設・6階・講義室(602)
テーマ:「哺乳動物細胞におけるRNAiを用いた遺伝子ノックダウン」
発表者:新田 雅之(熊本大学・医学部・腫瘍医学講座)
要 旨:
哺乳細胞での遺伝子ノックアウト技術は、ノックアウトマウスや、DT40、HCT116といった特定の癌細胞株を用いた相同組換えによるものがありますが、多くの時間と技術を要するため、ヒトの培養細胞での簡便な遺伝子ノックアウト技術が待望されていました。
2001年にsiRNAを用いたRNAiによる遺伝子の特異的不活化がヒトの培養細胞でも可能となり、一躍脚光を浴びることとなりました。siRNAは、とても簡便な手技でしかも短期間で行うことができ、今後この技術はヒト培養細胞を扱う研究分野では必須のものとなると考えられます。本セミナーでは、siRNAを用いたRNAiの原理や基本的プロトコール、問題点などを紹介します。
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