「大学等におけるクローン研究について(中間報告)」の概要


I. 背景

1 クローン研究をめぐる最近の動向

2 クローン研究の意義と新たな問題点

3 各国等の検討状況

4 我が国におけるこれまでの対応

5 検討課題

II. 倫理・社会面からの考察

1 ヒト・クローン個体の作製がもたらす社会的影響への懸念

2 遺伝子の複製と人格の複製

3  研究の自由と自主規制

III. 科学面からの考察

1 用語の定義

 核移植,核の初期化,幹細胞,クローン,生殖細胞,体細胞,胚,胚盤胞,分化転換

2 クローン関連手法の分類

  1. 組織・細胞クローンの培養(細胞学的クローン手法)
  2. クローン個体等の作製(発生学的クローン手法)
     [1]卵の分割によるもの
     [2]核移植によるもの
    1. 核の初期化前処理が不要な場合
    2. 核の初期化前処理を必要とする場合

* 移植に先立って核の遺伝子に予め一定の改変を加えることにより,臓器等の特定のクローン組織のみを作製することも可能と予測されているところ

3 クローン研究の現状

(1) 基礎生物学分野における研究

 [1]細胞学的研究

 [2]発生生物学的研究

(2) 畜産分野における応用

(3) 医療分野における応用

(4) ポスト・ドリーの研究と更に検証されるべき事項

4 ヒト個体への応用の可能性と問題点

IV. 大学等におけるクローン研究の今後の在り方

1 大学等におけるクローン研究の進め方

(1) ヒトのクローン個体の作製

 [1]倫理・社会面からの問題点

 [2]安全面からの問題点

(参考)
ヒト胚の取扱に関する留意事項

(2) ヒト・クローン胚からの細胞・組織の発生及びヒト細胞・組織クローンの培養

(3) 動物のクローン個体及びクローン細胞・組織の作製

2 大学等における研究の特色とこれを踏まえたヒト・クローン研究の規制の在り方


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熊本大学・遺伝子実験施設, E-mail:www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp