今月のお知らせ
  (平成13年7月)

熊本大学・遺伝子実験施設
熊本市本荘2−2−1
Tel : (096) 373-6501, FAX : (096)373-6502
2001年 7月 2日 更新


今月のお知らせ(7月)

 内容:
  (1)第20回遺伝子技術講習会の御案内
  (2)ライカLMDデモのお知らせ


<これまでのお知らせ>


(1)第20回遺伝子技術講習会の御案内

 下記日程で、第20回遺伝子技術講習会を開催しますのでお知らせします。多数の方の御来聴を歓迎いたします。なお、ワークショップで実際にサンプルの解析を希望される方は、事前に打ち合わせを行う必要がありますので、7月12日(木)までに、遺伝子実験施設スタッフまで御連絡下さい。

===第20回遺伝子技術講習会===
テ−マ;『dHPLC(Denaturing HPLC)を用いた
          変異解析・スクリーニング』
機 器;WAVE(TRANSGENOMIC)
日 時;平成13年7月19日(木)
    13:30〜16:00
 13:30−14:30 セミナー
   WAVE核酸フラグメント解析システムを利用した、
   自動で高精度な変異遺伝子発見とスクリーニング手法
 14:30−14:45 休憩
 14:45−16:00 ワークショップ
   機器の構造及び分離メカニズムと解析手法。
   また、実際に変異解析のデモ。
場 所;遺伝子実験施設・6階・講義室(602)
講 師;木下 雅彦 氏
   [TRANSGENOMIC Japan, INC.
         アプリケーションケミスト]
内 容;
 TRANSGENOMIC, INC.のWAVE核酸フラグメント解析システム(以下WAVEシステム)は、イオン対逆相高速液体クロマトグラフィー(IP-RP-HPLC)を基にしたdenaturing HPLC(dHPLC)システムです。  dHPLCはカラムの温度を厳密に制御することで、サンプルとなる核酸を非熱変性状態、一部熱変性状態、熱変性状態に変化させ、DNAのサイジング、変異解析、精製等の様々なアプリケーションに対応することができます。
 TMHA (Temperature Modulated Heteroduplex Analysis)法を利用した変異解析では、従来の手法(SSCP、DGGE等)に比べて、高感度、高精度、低コストでSNPや変異を検出することが可能です。この特徴を生かし、まずWAVEシステムでスクリーニングを行ない、変異の確認されたもののみをシークエンシングすることで、分析コストを大きく下げることができます。
 このTMHA法では、分析温度をどのくらいに設定するかが重要です。WAVEシステムに搭載されているソフトウェアWAVEMAKERは、サンプルのシークエンスを入力するだけで、そのサンプルの分析に適した温度や、溶出グラジエント条件等を自動で設定することができます。
 今回の遺伝子技術講習会では、主に変異解析の原理、従来法との比較、分析コスト等について説明し、さらに実際にサンプルを分析し性能を体感していただく予定です。

(2)ライカLMDデモのお知らせ

 下記日程で、レーザーマイクロダイセクションシステム(ライカ LMD)のデモンストレーションを行います。この機械は、今年2月にもデモを行っているのですが、サンプルの処理方法や、機械の操作方法などに関するノウハウが蓄積されたので、是非もう一度見て欲しいということです。同じ内容で2回説明会を行います。残りの時間はフリーデモです。サンプルを持参される場合は、事前連絡をお願いします。多数の皆様の御参加をお待ちしています。

機 器;レーザーマイクロダイセクションシステム
    ライカ LMD
場 所;遺伝子実験施設・6階・講義室(602)
日 時;2001年7月12日(木)
    11:00〜17:00
内 容;
   9:00 - 11:00・・・機器搬入、セットアップ
  11:00 - 13:00・・・フリーデモ
  13:00 - 14:00・・・説明会(1)
  14:00 - 15:00・・・フリーデモ
  15:00 - 16:00・・・説明会(2)
  16:00 - 17:00・・・フリーデモ
説明担当者;
  ライカマイクロシステムズ(株)
  プロダクトマネージャー 藤田 謙介 氏


熊本大学・遺伝子実験施設; E-mail:www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp