今月のお知らせ
  (平成14年 4月)

熊本大学・遺伝子実験施設
熊本市本荘2−2−1
Tel : (096) 373-6501, FAX : (096)373-6502
2002年 4月 7日 更新


今月のお知らせ(4月)

 内容:
  (1)遺伝子実験施設長交代のお知らせ
  (2)第25回遺伝子技術講習会のお知らせ
  (3)プライマーの価格改定について
  (4)『アクティブボード』について
  (5)ホームページサーバーのパワーアップについて


<これまでのお知らせ>


(1)遺伝子実験施設長交代のお知らせ

 熊本大学遺伝子実験施設長(兼任)は、これまで2期4年間(平成10年4月〜平成14年3月)務められた医学部・分子遺伝学講座の森 正敬教授(2代目)から、医学部・腫瘍医学講座の佐谷 秀行教授(3代目)に代わりました。昨年度、森 施設長の下で行った自己点検評価の結果をふまえ、今年度は佐谷 新施設長と共により活発な活動を行いたいと考えています。よろしくお願いいたします。
 なお、初代施設長(平成6年6月〜平成10年3月)は、医学部附属遺伝発生医学研究施設(当時)の山村 研一教授でした。

(2)第25回遺伝子技術講習会のお知らせ

 下記日程で、第25回遺伝子技術講習会を開催しますのでお知らせします。今回は、日本ベクトン・ディッキンソン株式会社の「FACSClub」メンバーを対象とした「BDバイオサイエンステクニカルセミナー」も兼ねています。このセミナーは、同じ内容で、東京・大阪・熊本の3箇所で開催されるものです。準備の都合上、参加を希望される方は、出来るだけ4月26日(金)までに、スタッフまで御連絡下さい。多数の方のご参加をお待ちしています。ただし、「FACSClub」メンバーで、既にFACSClub事務局に参加申込されている方は、連絡不要です。
 なお、遺伝子実験施設・6階・細胞分離室(605)に設置している『FACSCan』及び『FACSCalibur』の使用説明会は、5月中旬以降に別途行う予定です。今回の技術講習会では、『FACSCan』を講義室に移設し、下記テーマに絞ったデモを予定しています。

======= 第25回遺伝子技術講習会 =======

テ−マ;『EGFPとDsRedによる2カラーフローサイトメトリーと遺伝子機能解析への応用』
日 時;平成14年 5月 9日(木)13:00〜16:00
場 所;遺伝子実験施設・6階・講義室(602)
講 師;三輪 佳宏 先生
    筑波大学基礎医学系薬理
内 容;
 近年、蛍光蛋白質GFPはその優れた性質から、生命科学の非常に幅広い分野に応用されています。さらに1999年には、GFPと組み合わせて用いるのに適した波長特性をもつ赤色蛍光蛋白質、DsRedも発見されたことにより、容易に2 color解析を行うことが可能になり、今後一層の応用が期待されています。本セミナーでは、これら蛍光蛋白質をフローサイトメトリー(FCM)に応用して2カラー解析を実際に行う場合の技術的な面について、デモをまじえながら詳しく解説します。さらに、この2カラーFCMを応用した遺伝子機能解析法についても実例をあげながら紹介します。

(3)プライマ−の価格改定について

 遺伝子実験施設では、「プライマ−・リスト」を作成し、ホームページに載せています。これは、T3 や T7 など、よく使われるプライマーを大量合成し、小分けしたものです。濃度100 nmol/ml で、0.1 ml ずつ分注してあります(Total 10 nmol)。さて、これまで実費でお分けしていました。つまり、価格は合成に使用したカラムのサイズや、プライマーの長さ、合成機の調子、担当者のウデ、などによって左右され、プライマーごとに異なっていました。しかしながら、同じプライマーでも、ロット毎に合成に必要なコストは異なりますので、最初に設定した価格と実際のコストが合わなくなってきました。また、プライマーの種類が増えるにつれ、事務処理の手間も煩雑になってきました。そこで、2002年4月1日から、プライマーの種類(サイズ)に関わらず、全て1本700円にすることにします。支払方法については、これまで通り年1回集計し、利用者負担金として移算手続きを行うことにします。
 なお、これらのプライマーは、PCRに用いることを前提にしています。シーケンス用のプライマーに関しては、別途、スタッフにお問い合わせ下さい。
 また、「リンカ−・リスト」もホームページに載せていますので、併せてご利用下さい。これは、Eco RI や Nco I など、よく使われるリンカ−を合成し、小分けしたものです。濃度100 nmol/ml で、0.01 ml ずつ分注してあります(Total 1 nmol)。5’末端のリン酸化はしていませんので、ご注意ください。価格は、これまで通り1本150円です。支払方法については、プライマー同様年1回集計し、利用者負担金として移算手続きを行います。

(4)『アクティブボード』について

 4月の『アクティブボード』は、村上 大造氏(医学部 腫瘍医学講座)、上野 貴将氏(エイズ学研究センター ウイルス制御分野)及び松田 智子氏(エイズ学研究センター ウイルス制御分野)の3人にお願いしました。各ポスターのAbstractも
『アクティブボード』のページに掲載していますので、是非ご覧下さい。

(5)ホームページサーバーのパワーアップについて

 GTCホームページのサーバーマシンを、先月、PowerMac 7600/200(OS 8.0 J、内蔵メモリ64MB)からPowerMac G4/466(OS 9.1 J、内蔵メモリ384MB)に更新しました。ホームページサーバー用ソフトも、WebSTAR J1-1.2.4からWEBSTAR SERVER SUITE 4.4にバージョンアップしています。この結果、かなりスピードアップされたと考えられます。
 また、同時にメールサーバーもPowerMac G4/466に移しました。ただし、メールサーバー用ソフトは、これまで使用してきたEIMS Ver. 1.3.1をそのまま使用しています。
 この、メールサーバーの移設作業の際に不手際があり、長時間サーバーがダウンするというトラブルがありました。「GTC On Line News No.267」で連絡済みですが、関係者の皆様に、この場を借りて改めてお詫び申し上げます。


熊本大学・遺伝子実験施設; E-mail:www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp