今月のお知らせ
  (平成14年12月)

熊本大学・遺伝子実験施設
熊本市本荘2−2−1
Tel : (096) 373-6501, FAX : (096)373-6502
2002年12月 4日 更新


今月のお知らせ(12月)

 内容:
  (1)第12回GUMのお知らせ
  (2)『アクティブボード』について
  (3)理科教員のための組換えDNA実験教育研修会について
  (4)大掃除について
  (5)指紋システムについて


<これまでのお知らせ>


(1)第12回GUMのお知らせ

 第12回GUM(GTC User Meeting) を、下記日程で行います。今回は、12月の『アクティブボード』に発表予定の國仲 慎治氏、飯田 伸一氏、丸本 朋稔氏(3人とも医学部・腫瘍医学講座)のポスターとタイアップしています。当日、手元資料として、演者が実際に使用しているプロトコールのコピーを配付します。遺伝子実験施設利用者でなくても参加できますので、多数の皆様のご来聴を歓迎します。

・・・・・第12回GUM・・・・・

日時;平成14年12月19日(木)17:00〜18:00
場所;遺伝子実験施設・6階・講義室(602)
テーマ:「哺乳動物細胞におけるRNAiを用いた遺伝子ノックダウン」
発表者:新田 雅之(熊本大学・医学部・腫瘍医学講座)
要 旨:
 哺乳細胞での遺伝子ノックアウト技術は、ノックアウトマウスや、DT40、HCT116といった特定の癌細胞株を用いた相同組換えによるものがありますが、多くの時間と技術を要するため、ヒトの培養細胞での簡便な遺伝子ノックアウト技術が待望されていました。
 2001年にsiRNAを用いたRNAiによる遺伝子の特異的不活化がヒトの培養細胞でも可能となり、一躍脚光を浴びることとなりました。siRNAは、とても簡便な手技でしかも短期間で行うことができ、今後この技術はヒト培養細胞を扱う研究分野では必須のものとなると考えられます。本セミナーでは、siRNAを用いたRNAiの原理や基本的プロトコール、問題点などを紹介します。

(2)『アクティブボード』 について

 12月の『アクティブボード』は、國仲 慎治氏(医学部・腫瘍医学講座)、飯田 伸一氏(医学部・腫瘍医学講座)及び丸本 朋稔氏(医学部・腫瘍医学講座)の3人にお願いしました。各ポスターのAbstractも『アクティブボード』のページに掲載していますので、是非ご覧下さい。

(3)理科教員のための組換えDNA実験教育研修会について

 遺伝子実験施設では、『平成14年度 理科教員のための組換えDNA実験教育研修会』を平成14年12月26日(木)及び27日(金)に開催します。対象は熊本県内の中学・高等学校現職理科教員です。高等学校における遺伝子教育や文部科学省の組換えDNA実験指針に関する講義、及びプラスミドによる大腸菌の形質転換などの実習を行うと同時に、生命倫理を含めた生命科学の最先端の話題を提供します。詳細については実施要項をご覧下さい。

(4)大掃除について

 遺伝子実験施設では、12月19日(木)午前10時から12時まで、施設利用者による年末大掃除を行います。昨年同様、御協力をお願い致します。

(5)指紋システムについて

 遺伝子実験施設とアイソトープ総合センターでは、建物竣工時からセキュリロックシステムとして、指紋照合入退室管理システムを採用しています。今回、データ記憶装置の更新時期になりましたので、システム全体の大幅な見直しを行うことにしました。現在、利用者個人単位でパスワードを発行していますが、新しいシステムでは講座単位でパスワードを発行することにしました。これは、来年4月からのセンター統合化に合わせて、CARDで使用されている方式を採用したものです。更新作業は来年1月中旬を予定しています。詳細については、改めてご連絡します。


熊本大学・遺伝子実験施設; E-mail:www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp