今月のお知らせ
  (平成15年 1月ver.1)

熊本大学・遺伝子実験施設
熊本市本荘2−2−1
Tel : (096) 373-6501, FAX : (096)373-6502
2003年 1月 7日 更新


今月のお知らせ(1月ver.1)

 内容:
  (1)第30回遺伝子技術講習会のお知らせ
  (2)『アクティブボード』について
  (3)大掃除について
  (4)指紋システムについて


<これまでのお知らせ>


(1)第30回遺伝子技術講習会のお知らせ

 下記日程で、第30回遺伝子技術講習会を開催します。今回、御講演をお願いした丹羽先生には、実は第11回遺伝子技術講習会(平成10年10月23日開催)で『マウス初期発生過程におけるOct-3の役割---ES細胞を用いた解析---』というタイトルの御講演をしていただきました。その後の丹羽先生の御活躍はめざましく、今では「ES細胞の多分化能の研究」における第1人者と言って過言ではないと思います。多数の方の御来聴を歓迎いたします。

======= 第30回遺伝子技術講習会 =======

テ−マ;『Wonder World of ES cells』
日 時;平成15年1月24日(金)16:00〜17:30
場 所;遺伝子実験施設・6階・講義室(602)
講 師;丹羽 仁史 博士
   理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター
   多能性幹細胞研究チーム チームリーダー
内 容;
 胚性幹細胞(Embryonic stem cells:ES細胞)は、初期胚に由来する多能性の幹細胞株で、1981年にマウスで初めて樹立された。1989年にES細胞を用いたノックアウトマウスが作成されてからは、発生工学には不可欠のツールになっているが、1998年のヒトES細胞樹立以降は、再生医学の分野でも注目を集め続けている。しかしながら、このような応用的な視点からではなく、細胞生物学的見地からES細胞を眺めたとき、そこには他の培養細胞では決して見ることの出来ないような、深遠な興味深い世界が広がっている。本セミナーでは、我々の研究成果を中心に、マウスES細胞を用いた「幹細胞生物学(stem cell biology)」について、様々な角度から概説したい。

(2)『アクティブボード』 について

 1月の『アクティブボード』は、山中 邦俊氏(発生医学研究センター・細胞複製分野)、清水 正幸氏(発生医学研究センター・初期発生分野)及び田上 泰之氏(発生医学研究センター・神経発生分野)の3人にお願いしました。各ポスターのAbstractも『アクティブボード』のページに掲載していますので、是非ご覧下さい。

(3)大掃除について

 遺伝子実験施設では、昨年12月19日(木)午前10時から12時まで、施設利用者による年末大掃除を行いました。多数の皆様に参加していただきました。この場を借りて、御礼申し上げます。御協力ありがとうございました。

(4)指紋システムについて

 遺伝子実験施設とアイソトープ総合センターでは、建物竣工時からセキュリロックシステムとして、指紋照合入退室管理システムを採用しています。今回、データ記憶装置の更新時期になりましたので、システム全体の大幅な見直しを行うことにしました。現在、利用者個人単位でパスワードを発行していますが、新しいシステムでは講座単位でパスワードを発行することにしました。これは、今年4月からのセンター統合化に合わせて、CARDで使用されている方式を採用したものです。
 更新作業を1月16日(木)に行います。1月16日18時以降は、新しいシステムを運用しますので、御注意下さい。講座単位で発行するパスワードについては、別途、関係者に連絡します。


熊本大学・遺伝子実験施設; E-mail:www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp