今月のお知らせ
  (平成16年 6月)

2004年 6月 3日 更新


 内容:
  (1)第45回遺伝子技術講習会のお知らせ
  (2)遺伝子組換え生物等規制法について
  (3)ラウンジでの喫煙について
  (4)『アクティブボード』について


<これまでのお知らせ>


(1)第45回遺伝子技術講習会のお知らせ

 下記日程で第45回遺伝子技術講習会を開催します。今回は、午後3時から約30分間、6階・講義室でセミナーを行った後、場所を移動して5階・細胞解析室に設置しているFACSCaliburを用いてコントロールサンプルによるデモンストレーションを行います。多数の方の御来聴を歓迎いたします。

======= 第45回遺伝子技術講習会 ======
主 催:熊本大学 生命資源研究・支援センター 遺伝子実験施設
共 催:日本ベクトン・ディッキンソン(株)バイオサイエンス事業部
テーマ:『フローサイトメーターを用いた新しいサイトカインの測定法について』
日 時:2004年 6月17日(木)15:00〜16:00
場 所:熊本大学 生命資源研究・支援センター
    遺伝子実験施設・6階・講義室(602)および5階・細胞解析室(519)
講 師:藤沢薬品工業(株) 医療関連事業部
    カスタマーサポートセンター  佐藤 幸夫 氏
内 容:
 サイトカインは、免疫学や細胞生物学など、さまざまな分野で研究されています。
 現在、サイトカインの定量測定には、サンドウィッチELISA法による測定が一般的ですが、近年、フローサイトメーター技術と1つのサンプル中のさまざまな成分を同時に測定するMultiplexing技術を組み合わせたCytometoric Bead Array (CBA)システムが開発され、従来のELISA法に替わる方法として注目されております。本システムの特長として、CBAの各ビーズの表面は蛋白質に特異的に結合する抗体がコーティングされており、ELISAプレートの各コーティングされたウェルと同じような機能を果たします。従来のイムノアッセイの利点と、フローサイトメーターの高い蛍光検出感度という両者の利点を併せ持っており、複数の成分を同時に検出することで、従来のELISA法に比べて、少量のサンプル量、より少ないサンプル希釈回数、より短時間でのサンプル測定が可能です。セミナーでは、CBAによる測定法の概略と若干の使用経験,参考文献について紹介させていただきます。
 CBAキットに関する詳しい説明は、メールマガジン「フジサワ研究用試薬HOT LINE」のバックナンバー23号、2号、1号を御参照下さい。

(2)遺伝子組換え生物等規制法について

 2004年2月19日付けで「組換えDNA実験指針」が法制化され、違反した時は、場合によっては1年以内の懲役若しくは100万円以内の罰金が科されることになりました。しかしながら、その法律等の中身まで良く知らないという方が多いのではないでしょうか。そこで、『遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律』等の概要を、数回に分けてGTC On Line Newsで紹介しました。既に「GTC On Line Newsのページ」に掲載しているのですが、見やすいように「遺伝子組換え生物等規制法について」としてひとつにまとめました。

(3)ラウンジでの喫煙について

 遺伝子実験施設・6階・ラウンジは、これまで喫煙可能なスペースでしたが、「熊本大学における受動喫煙防止対策の基本方針」に従い、6月1日から『禁煙』となりました。ご了承下さい。

(4)『アクティブボード』 について

 6月の『アクティブボード』は、中村 政明氏(医学部附属病院 中央検査部)、佐々木 治一郎氏(医学部附属病院 呼吸器内科)及び張 東威氏(医学薬学研究部 腫瘍医学分野)の3人にお願いしました。各ポスターのAbstractも『アクティブボード』のページに掲載していますので、是非ご覧下さい。


トップページへ戻る
熊本大学 生命資源研究・支援センター 遺伝子実験施設,
E-mail: www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp