内容:
(1)第72回遺伝子技術講習会のお知らせ
(2)第73回遺伝子技術講習会のお知らせ
(3)第74回遺伝子技術講習会のお知らせ
(4)『アクティブボード』 について
下記日程で、第72回遺伝子技術講習会を開催します。多数の方の御来聴を歓迎いたします。
===== 第72回遺伝子技術講習会 =====
テーマ:『ケーススタディで理解するバイオマーカー探索』
主 催:熊本大学 生命資源研究・支援センター 遺伝子実験施設
共 催:拠点形成研究B「新世代生命科学におけるプロテオミクス
研究・教育システムの構築」
日 時:平成18年 6月 7日(水)
時 間:13:30〜16:00
会 場:熊本大学 生命資源研究・支援センター
遺伝子実験施設 6階 講義室(602)
講 師:インフォコム株式会社 バイオサイエンス部 サイエンスグループ
データ解析コンサルタント 小舟 由子 氏
アプリケーションサイエンティスト 根岸 公祐 氏
概 要:
ライフサイエンス研究における「インフォマティクス・ソリューション」は、既に研究推進に必須のツールと位置づけられており、新しいデータベースやシステム、ソフトウェアが続々とリリースされています。
しかし、多様なツールが利用可能となっている半面、実際にこれらを使用する研究者の視点で見ると、「どのようなストラテジーで解析を進めればよいのか?」、「結果をどのように解釈するのか?」、という点で、ツールの選定を迷う局面もあるのではないでしょうか。
今回のセミナーは、このような状況を解決する一助になればと考え、参加者の皆様にインフォマティクス・ソリューションの活用法に具体的なイメージを持っていただくことを目的としています。想定している取扱いデータはOmicsデータ全般(マイクロアレイ、SAGE、2次元電気泳動、プロテインチップ、MSなど)、インフォコムが受託解析サービスやソリューションのユーザーサポートをしてきた中での経験を踏まえながら、実際のデータ解析事例を中心にお話しいたします。
プログラム:2時間30分 13:30〜16:00
1.はじめに 13:30〜13:40
・本セミナーで取り上げるデータ解析の流れ
2.データマイニングの重要性 13:40〜14:10
・全体を概観しながら絞り込む
・可視化の技術と簡単な統計を活用する
3.文献を読まずに情報を抽出できるか? 14:10〜14:40
・「白血病」関連の文献をマイニングする
(休憩 20分) 14:40〜15:00
4.最近流行りの「パスウェイ解析」でできること 15:00〜15:45
・軟骨肉腫の転移能
・アテローム性動脈硬化症における高コレステロール食および低コレステ ロール食の影響
・2型糖尿病における治療対象分子の検討
5.まとめ:インフォコムでできること 15:45〜16:00
・受託解析サービス
・各種ソリューションのライセンシングと技術サポート
・解析ツールの開発
<参照ホームページ>
インフォコムトップページ: http://www.infocom.co.jp/
バイオサイエンス部: http://www.infocom.co.jp/bio/index.html
下記日程で第73回遺伝子技術講習会を開催します。今回は、遺伝子実験施設でサービスを行っているGenetyx-SVシステムに関して、一般的なセミナー(第1部)と、使用説明会(第2部)を同時に開催します。多数の方の御来聴を歓迎いたします。
===== 第73回遺伝子技術講習会 =====
テーマ:『遺伝情報処理ソフトウェアGENETYXのご紹介』
日 時:平成18年 6月 8日(木)
時 間:14:00〜16:00
会 場:熊本大学 生命資源研究・支援センター
遺伝子実験施設 6階 講義室(602)
講 師:株式会社ゼネティックス 大阪支店 営業部 本田 光一 氏
概 要:
第1部 〜どういうソフトウェアなのかをご紹介します〜
・GENETYX の概略説明(カタログにて)
・GENETYX(Windows版・Macintosh版)の利用方法
・GENETYX メイン画面の説明(エディタ画面)
・ホモロジー検索、マルチプルアライメント、制限酵素の説明
第2部 〜実際にクライアントマシンを操作しながら使用方法の説明を行います〜
・GENETYX Ver.8(Windows版)の新機能の説明
・エディタ画面の新機能
・その他の新機能
・質疑応答
<参照ホームページ>
GENETYXトップページ: http://www.sdc.co.jp/genetyx/
GENETYX -Win Ver.8: http://www.sdc.co.jp/genetyx/new/20051121/g8news.html
GENETYX -Mac Ver.13: http://www.sdc.co.jp/genetyx/genetyx/mac/
遺伝子実験施設におけるGenetyx-SVシステムの利用について:
http://gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp/info/riyou/222.html
下記日程で第74回遺伝子技術講習会を開催します。多数の皆様のご来聴を歓迎致します。
===== 第74回遺伝子技術講習会 =====
テーマ:『リアルタイム定量PCR解析のコツ』
日 時:2006年 6月13日(火) 15:00〜16:30
場 所:熊本大学 生命資源研究・支援センター
遺伝子実験施設 6階 講義室(602)
講 師:タカラバイオ株式会社 製品開発センター 吉崎 美和 氏
内 容:
リアルタイムPCRは、その名の通りPCR増幅産物をリアルタイムでモニタリングし解析する方法です。従来のPCR法では困難であった正確な定量ができ、しかもPCR法をベースとしているため検出感度も高いことが利点です。今やmRNA発現解析やSNPsタイピングなどの遺伝子解析には必須のツールとなり、さまざまな実験にも応用されつつあります。
実際のリアルタイムPCR実験の操作自体は比較的簡単で、留意点は従来の PCR法とほぼ同じと考えて差し支えありません。ただ、リアルタイムPCRでは専用の用語や解析法が用いられますので、それらについての正しい知識が必要で す。このセミナーでは、リアルタイムPCRの原理や基礎知識とともに、実際に 実験を行う際のコツや相対定量解析の考え方についてもご紹介いたします。
(1)リアルタイムPCRの基礎知識
リアルタイムPCRの用途、定量の原理、蛍光検出法、解析装置など。
(2)リアルタイムPCR実験法
リアルタイムPCRの系構築と評価のポイント。
(3)解析法
Ct値の算出方法、検量線、融解曲線分析、絶対定量と相対定量、補正方法、 相対定
量解析の手順など。
※セミナーにお越しいただいたお客様にリアルタイム定量PCR用プライマーを半額で ご提供いたします。
※リアルタイム装置の展示を行います。ソフトウェアなどご覧いただけます。
〜タカラバイオがリアルタイムPCRを身近に〜
Thermal Cycler Dice Real Time System(製品コード TP800)
<参照ホームページ>
http://www.takara-bio.co.jp/goods/new/new6/new6-38.htm
平成18年 6月の『アクティブボード』は、山内 清司氏(熊本大学 発生医学研究センター 細胞複製分野)、川島 夕佳氏(熊本大学 エイズ学研究センター ウイルス制御分野)及び坂本 比呂志氏(熊本大学 発生医学研究センター 造血発生分野)の3人にお願いしました。各ポスターのAbstractも『アクティブボード』のページに掲載していますので、是非ご覧下さい。
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