今月のお知らせ(平成9年7月)

熊本大学・遺伝子実験施設
熊本市本荘2−2−1
Tel : (096) 373-6501, FAX : (096)373-6502
1997年 6月27日 更新

<共焦点レーザースキャン
   顕微鏡説明会【Part2】>

  遺伝子実験施設に設置している共焦点レーザースキャン顕微鏡
FLUOVIEW(Olympus)の使用説明会【Part2】を、6月
30日(月)に行います。前回(5月22日〜23日)の説明会
に参加できなかった方、もう1度説明を聞きたい方は、是非御
参加下さい。ただし、今回は、実際に御自分のサンプルの解析を
一緒にやって欲しいという希望者がかなりおられますので、
サンプル解析を希望される方は、出来るだけ(株)八尾日進堂の
宮崎さん(電話371ー3322)の方に直接連絡し、都合の
良い時間を事前に打ち合わせておいて下さい。

日時:6月30日(月) 13:00 ~ 15:00  説明会【Part2】
   6月30日(月)15:00 ~ 17:00  サンプル解析
   7月 1日(火)10:00 ~ 12:00  サンプル解析
   7月 1日(火)13:00 ~ 17:00  サンプル解析

場所:遺伝子実験施設・5階・組織検査室(507号室)

説明担当者:オリンパス販売(株)福岡科学機器グループ
          井田 和徳

機器名:走査型レーザー生物顕微鏡システム FLUOVIEW
          [オリンパス光学工業(株)製]

性  能:正立システム顕微鏡(BX50-FVX)をベースにし、
空冷 KrArレーザー(488/568/647)と
2チャンネルのフォトマルユニットを用いて、ダブル染色した
蛍光画像を同時に取り込むことが出来ます。また、スキャンして
得られた共焦点画像から3次元構築を行うことが出来ます。


<第6回 遺伝子技術講習会>

第6回 遺伝子技術講習会を下記日程で行います。

演題:レーザスキャニングサイトメータ
     (LSC)最近の動向
   −−アプリケーション報告−−

日時:平成9年7月2日(水)
  10:00~12:00 フリーデモ
  13:30~14:00 遺伝子技術講習会
  14:00~16:00 フリーデモ

場所:遺伝子実験施設・6階
  講義室 (602)・・・・・講習会
  実習室 (603)・・・・・フリーデモ

講師:清松 芳正 氏
  オリンパス販売(株) 機器第一企画部

内容:

  レーザスキャニングサイトメータ(LSC101)は、全く新しい
タイプのサイトメトリー装置です。測定データと顕微形態の
対応づけが出来る事と、スライドガラス標本を用いる事を特徴と
しています。形態を確認する事で、データの信頼性を上げる
ことが出来ます。又、確認した形態からデータ分類し、分類に
従ってデータの再表示が可能です。スライドガラス標本のため、
微少検体にも適用出来、標本間のコンタミもありません。
  LSC には、Peak という独自のパラメータがあり、細胞内の
最も高い蛍光値を表しています。蛍光総量(Value)と Peak を
組み合わせて形態観察をする事で、PI 単染色で G2 期と M 期の
細胞を区別する事が出来ます。アポトーシス細胞では、核の
凝集を Peak で、DNA 量の減少を Value で捕らえ、さらに
形態観察を併用する事でアポトーシス同定した報告も出ています。
  標本は、単層培養、スメアー、サスペンジョンで可能で、
新鮮標本のみならずパラフィンブロックからの測定も行われて
います。その他、染色体測定による変異原試験や FISH の適用例
等を合わせ、最近の動向を紹介します。

  LSC は第2回遺伝子技術講習会でも紹介しましたが、
もう一度見たいという強い要望がありましたので、再度デモ
及び講習会を行うことにしました。講習会は30分間だけですが、
機械(LSC101)を実習室で動かしますので、フリーデモの
時間はいつでも御自由にご覧下さい。

  多数の方のご来聴を歓迎いたします。


<自動現像機の使用について>

  遺伝子実験施設に設置している自動現像機(富士メディカル
フィルムプロセッサーFPM800A)の使用を開始しました。
遺伝子実験施設の利用者登録をされている方は、下記ルールを
守って、御自由にお使い下さい。利用者負担金は年1回集計します。
現像液と定着液の代金を使用総数で割ってコストを計算しますが、
1枚35円程度になると予想されます。

   自動現像機 使用方法

富士メディカルフィルムプロセサー FPM800A

−−−その日最初の使用者の場合−−−
1)部屋の換気扇のスイッチをONにする。
2)自動現像機の電源スイッチを[入/ON]にする。
     《電源ランプが赤く点灯する。》
3)給水元バルブを開ける。
     《オーバーフローした水が、排水される。》
4)現像液の温度調節が行われ、
  温調・挿入ランプが点灯するのを待つ。
  ・・・温調・挿入ランプが点灯していることを確認したら・・・
5)クリーニングフィルムを処理する。
6)目的のフィルムを処理する。
7)給水元バルブを閉める。
−−−18時までこの状態で良い−−−

−−−その日2人目以降の場合−−−
3)給水元バルブを開ける。
     《オーバーフローした水が、排水される。》
  ・・・温調・挿入ランプが点灯していることを確認したら・・・
6)目的のフィルムを処理する。
7)給水元バルブを閉める。

−−−18時を過ぎて次の使用予約者がいない場合−−−
8)自動現像機の電源スイッチを[切/OFF]にする。
9)部屋の換気扇のスイッチをOFFにする。

【使用記録ノートに記帳して下さい。
   予約の場合は、コメント欄に明記して下さい。】
【何か異常に気づいた場合は、
   直ちに遺伝子実験施設のスタッフに連絡して下さい。】
【遺伝子実験施設のスタッフに連絡が
   取れない場合は、千代田メディカル(株)熊本営業所の
   田上良一課長(電話;368ー2111)に
   連絡して下さい。】


  <これまでのお知らせ>

熊本大学・遺伝子実験施設, E-mail:www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp