今月のお知らせ(平成10年3月)
熊本大学・遺伝子実験施設
熊本市本荘2−2−1
Tel : (096) 373-6501, FAX : (096)373-6502
1998年 3月 2日 更新
遺伝子実験施設の利用承認期間は、当該年度内と定められています(利用内規第5条第2項)。来年度も遺伝子実験施設を利用される方は、継続手続きをお願いします。『利用の手引き』の表紙裏に記載している様に、『熊本大学・遺伝子実験施設利用報告書』と『熊本大学・遺伝子実験施設利用申請書』の提出が必要です。登録手続を円滑に行うために、出来るだけ講座単位でまとめて処理していただく様、御協力お願い致します。『利用申請書』は、講座で必要部数をコピ−して配付するようお願い致します。『利用報告書』については、今年度の登録内容を記入した書式をこちらで用意しましたので、間違いや、抜けているところが無いか御確認下さい。3月16日(月)までに、学内便等で遺伝子実験施設事務室まで御返送お願い致します。
(1)継続する場合
『利用報告書』については、“利用状況”欄の“継続”のボックス(□)をチェックし、“報告要旨”を記入し、“氏名”欄に押印したうえで、『利用申請書』と共に御返送下さい。“報告要旨”の書き方は自由です。実際に行った研究テ−マの箇条書きや使用した機械のリストアップでも構いません。遺伝子実験施設を利用した研究で論文発表や学会発表などがある場合は、著者名、タイトル、雑誌名などを御記入下さい。今年度、遺伝子実験施設の利用者登録をしただけで1度も使用しなかった方は、その旨御記入下さい。
『利用申請書』については、必要事項の記入、押印をお願いします。特に、E−mailアドレスは、出来るだけ御記入下さい。遺伝子実験施設では、施設利用者への連絡手段として、これまでのGTCニュ−ス、WWWホ−ムペ−ジ、施設内掲示に加え、E−mailも活用することにしました。施設利用登録者全員を対象としたお知らせだけではなく、各種機械別に使用者のメ−リングリストを作成し、必要なニュ−スを流す予定です。E−mailアドレスの取得や使用方法については、講座内の既に使用している人に尋ねるか、遺伝子実験施設の荒木までお尋ね下さい。研究課題は、和文と英文の両方を楷書で御記入下さい。利用責任者は、講座の校費を使える熊本大学職員であれば、どなたでも構いません。
(2)終了する場合
今年度で遺伝子実験施設の利用を終了する場合は、“利用状況”欄の“終了”のボックス(□)をチェックし、“報告要旨”を記入し、“氏名”欄に押印して、『利用報告書』の方だけ御返送下さい。
(3)一時中止する場合
将来的には利用する可能性があるが来年度は使用しないという場合は、“利用状況”欄の“一時中止”のボックス(□)をチェックし、“報告要旨”を記入し、“氏名”欄に押印して、『利用報告書』の方だけ御返送下さい。
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尚、終了する場合、一時中止する場合、及び何も連絡が無い
場合は、3月いっぱいで時間外利用のための指紋登録デ−タ
を消去しますので、指紋登録されている方は御注意下さい。
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<遺伝情報処理システムについて>
遺伝子実験施設では、遺伝情報処理クライアント・サ−バ−システムGENETYX-SV/RおよびGENETYX-SV/DB(ソフトウエア開発株式会社)を採用しています。ただし、使い勝手や使用頻度の予想が出来なかったので、平成9年度のライセンス数はそれぞれ1です。つまり、サ−バ−マシン(ワ−クステ−ション)と同時アクセスできるクライアントマシン(Macintosh)はそれぞれ1台だけです。
さて、平成10年度の契約については、少しライセンス数を増やし、遺伝子実験施設内のマックだけでなく、あらかじめ登録したマシンであれば、医学部基礎棟や黒髪からでもアクセスできるようなシステムを組もうと計画しています。
GENETYX-SV/DB(バイオデ−タベ−スクライアント・サ−バ−ソフトウェア)は、デ−タベ−スをサ−バ−上に構築し、高速にホモロジ−検索を行います。デ−タベ−スは、インタ−ネットを通して、毎日自動的に更新されています。また、プライベ−トデ−タベ−スの構築も可能です。高速と言っても1サンプル20分程度かかりますので、インタ−ネット上でス−パ−コンピュ−タ−にアクセスし、BLASTなどで解析するよりも遅いのは事実です。しかしながら、BLASTではホモロジ−の高い遺伝子がひとつもなかったのに、GENETYX-SV/DBでサ−チしたら、ホモロジ−の高い遺伝子を検出出来たケ−スもいくつか有りますし、ネットワ−クが込んでて阪大や東大になかなかつながらないような時にも利用出来ますので、使い方次第ではかなり有力だと思います。
また、GENETYX-SV/R(遺伝情報処理クライアント・サ−バ−ソフトウェア)は、GENETYX-MACの最新バ−ジョンを、ワ−クステ−ションで処理するシステムです。
ただし、これらのシステムに関しては、登録を希望する講座で誰か責任者を決めてもらい、クライアントソフトのバ−ジョンアップや、トラブル時の対応などに協力してもらう必要が有ります。また、登録するクライアントマシン1台あたり年間いくら(例えば1万円)という形で利用者負担金を集めようと考えています。この話に興味を持たれた方(講座)は、遺伝子実験施設・荒木まで御連絡下さい。
<これまでのお知らせ>
熊本大学・遺伝子実験施設, E-mail:www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp