今月のお知らせ(平成10年4月)
熊本大学・遺伝子実験施設
熊本市本荘2−2−1
Tel : (096) 373-6501, FAX : (096)373-6502
1998年 4月 1日 更新
今月のお知らせ(4月)
内容:
(1)遺伝子実験施設長の交代について
(2)遺伝子実験施設利用者説明会の御案内
(3)シ−クエンサ−説明会の御案内
(4)遺伝情報処理システムについて
(5)共焦点レ−ザ−スキャン顕微鏡について
<これまでのお知らせ>
(1)遺伝子実験施設長の交代について
熊本大学遺伝子実験施設は、平成6年度に発足し、医学部遺伝発
生医学研究施設の山村 研一教授が施設長に就任されました。以来
2期4年間、施設長として遺伝子実験施設のセットアップに貢献さ
れました。そして平成10年4月1日付で、医学部の森 正敬教授
が新施設長に就任されました。これを機に、スタッフ一同初心に返
って、熊本大学における遺伝子研究の総合的推進に貢献していきた
いと考えています。
(2)遺伝子実験施設利用者説明会の御案内
平成10年度の遺伝子実験施設利用者説明会を行いますのでお知
らせいたします。新規登録者を対象にしますが、昨年度途中から利
用されている方で、遺伝子実験施設の利用方法について不安な方は、
奮って御参加下さい。また、利用する予定はないけど興味はあると
いう方も参加は自由です。逆に、説明会に参加しなくても、遺伝子
実験施設の利用者登録は可能です。参加者には、『遺伝子実験施設
・利用の手引き』(第1版第2刷、平成9年11月発行)を無料で
配付いたします。また、利用者説明会終了後、希望者は指紋照合入
退室管理システムを利用するための『時間外及び休日利用者登録手
続き』を行います。
・日時
平成10年4月22日(水)14:00〜15:00
・場所
遺伝子実験施設、6階、講義室(602号室)
《医学部基礎B棟とC棟の間の中庭に建てられたビルです。》
・内容
1)施設建物の概要説明
2)遺伝子実験施設を利用するために必要な手続きについて
3)利用時間及び時間外の利用について
4)予約及び使用記録について
5)利用者負担金について
6)電話器の利用について
7)主な機器の紹介
8)その他
(3)シ−クエンサ−説明会の御案内
DNAシ−クエンサ−説明会を行いますのでお知らせします。今回
は、前日(4月20日)にソフトウェアのバ−ジョンアップを行い、
操作方法などが大幅に変わります。今まで使用していた方も、下記
日時及び内容を参考にして参加されるようお願い致します。
機器:ALFexpress DNA Sequencer twin system
場所:遺伝子実験施設5階機器分析室(502号室)
日時及び内容:
4月21日(火)
11:00-11:30 express の原理、特徴の説明
11:30-12:30 ゲル作成
12:30-13:30 休憩
13:30-15:00 Sequencing 反応の実際
15:00-15:30 反応、泳動条件、その他アプリケ−ション
の紹介
15:30-17:00 泳動準備からサンプルアプライ、新しい
ソフトウェア(ALFwin Control)の取り扱い説明
17:00 終了予定
4月22日(水)
10:00-11:30 新しいソフトウェア(ALFwin
Evaluation)の説明
11:30-11:45 片付け
11:45 終了予定
説明担当者:大賀 朋美(おおが ともみ)氏
[アマシャムファルマシアバイオテク(株)大阪営業所
アカデミア事業部テクニカルコンサルタントグル−プ
TEL:06-305-3484, FAX:06-305-3599]
(4)遺伝情報処理システムについて
遺伝子実験施設では、遺伝情報処理クライアント・サ−バ−シス
テムGENETYX-SV/RおよびGENETYX-SV/DBを採用しています。
ただし、使い勝手や使用頻度の予想が出来なかったので、平成9年
度のライセンス数はそれぞれ1です。つまり、サ−バ−マシン
(ワ−クステ−ション)と同時アクセスできるクライアントマシン
(Macintosh)はそれぞれ1台だけでした。
さて、平成10年度の契約については、少しライセンス数を増や
し、遺伝子実験施設内のマックだけでなく、あらかじめ登録したマ
シンであれば、医学部基礎棟や黒髪からでもアクセスできるような
システムを組もうと計画しています。
GENETYX-SV/DB(バイオデ−タベ−スクライアント・サ−バ−
ソフトウェア)は、デ−タベ−スをサ−バ−上に構築し、高速に
ホモロジ−検索を行います。デ−タベ−スは、インタ−ネットを通
して、毎日自動的に更新されています。また、プライベ−トデ−タ
ベ−スの構築も可能です。高速と言っても1サンプル20分程度
かかりますので、インタ−ネット上でス−パ−コンピュ−タ−にア
クセスし、BLASTなどで解析するよりも遅いのは事実です。しかし
ながら、BLASTではホモロジ−の高い遺伝子がひとつもなかったの
に、GENETYX-SV/DBでサ−チしたら、ホモロジ−の高い遺伝子を
検出出来たケ−スもいくつか有りますし、ネットワ−クが込んでて
京大や東大になかなかつながらないような時にも利用出来ますので、
使い方次第ではかなり有力だと思います。
また、GENETYX-SV/R(遺伝情報処理クライアント・サ−バ−
ソフトウェア)は、GENETYX-MACの最新バ−ジョンを、ワ−ク
ステ−ションで処理するシステムです。
ただし、これらのシステムに関しては、登録を希望する講座で誰
か責任者を決めてもらい、クライアントソフトのバ−ジョンアップ
や、トラブル時の対応などに協力してもらう必要が有ります。また、
それぞれのシステムに関して登録するクライアントマシン1台あた
り2万円の年間登録料金を利用者負担金として集める予定です。
この話に興味を持たれた方(講座)は、遺伝子実験施設・荒木まで
御連絡下さい。
(5)共焦点レ−ザ−スキャン顕微鏡について
遺伝子実験施設5階組織検査室に設置している共焦点レ−ザ−
スキャン顕微鏡 FLUOVIEW (オリンパス)の説明会を、5月の
連休明けに予定しています。設置している部屋が狭いので、希望
者は、遺伝子実験施設・吉信まで御連絡下さい。
なお、共焦点レ−ザ−スキャン顕微鏡は空冷KrArレ−ザ−
(488/568/647)など高価な消耗品を使用しています。これま
で利用者負担金は集めていませんでしたが、平成10年5月1日
使用分から集めることにしました。使用時間1時間につき、利用
者負担金200円とします。毎年9月末に集計し、他の利用者負
担金とともに移算手続きを行います。御了承下さい。
熊本大学・遺伝子実験施設, E-mail:www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp