レポート第4回 回答集

熊本大学・遺伝子実験施設
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2002年 3月19日

平成13年度 生命科学G レポ−ト 第2回(2001年11月7日実施) 回答集

[ 質問 ]

DNAの実物を見た感想を書いて下さい。

[ 回答 ](全23人)


・まず、DNAを肉眼で見ることができるということに驚きました。あんな白くドロドロしたものの中に、莫大な量の遺伝情報が入っているのだと思うと、何だか不思議な気持ちになりました。(教育学部)

・私はDNAというものをはじめて見ました。私は恥ずかしながら、よく絵にかかれている二重らせんが見られると思っていました。でも予想外に見れなくて残念でした。こう思ってたのは私だけでしょうか?しかし、新たな発見ができてよかったです。(教育学部)

・DNAを見て僕は何て矮小だろうかと思いました。小さく、白い、糸屑のようなものがテキストのイラストで何度もなじんだあのDNAであることはとても信じられなかっのです。観念としてDNAは小さい糸状のものであると分かってはいました。しかし、実際目で見るものと僕の想像していたものとには大きな違いがあったように思います。そして、今でも僕の理解しているDNAの構造は実際のDNAの姿とどうしても一致できません。(文学部)

・DNAが肉眼で見えるものだとは思ってもみなかった。あの糸くずのような物体の中に、膨大な量の情報がインプットされていると思うと、ただただ感嘆せざるを得ない。人間が培ってきた科学技術では到底太刀打ちできないほどの働きを生命が持っていることを改めて感じた。実際に見て、感じることで、遺伝子の世界により大きな興味を持つことができた。(教育学部)

・DNAは二重螺旋を描く美しいものだという先入観があったので、なんだかよくわからない白い繊維状の物体がそれだと説明されても今ひとつピンとこなかった。それにしてもDNAは細胞の中に含まれているごく微細なものであるのに、エタノールだか何かを混ぜただけで目に見えるようになったのは不思議だ。そもそもあれは本当にDNAなのかという気もする。長いDNAがからまり大きくなってあのように見えるのか、それとも何か他に理由があるのかはわからないが、とりあえず奥が深いものなのだなあと思った。(理学部)

・初めて見たが正直キレイとは思えなかった。ただあれが体の設計図と呼ばれるものだと思うと感動した。(工学部)

・私は前回の授業で初めてDNAを見ましたが、それは私が想像していたものとは全く異なっていました。私の今までのDNAのイメージはよくテレビや本でDNAというとでてくるあの独特の二重らせんでした。実際のDNAはそれとは全く異なっていて、少しグロテスクなものに感じました。授業でで見たのはマウスのDNAでしたが自分の体がああいったものから造られているということに奇妙な感じがすると同時になんとも不思議な気分になりました。(法学部)

・DNAが目に見えることにまず驚いた。今まで、DNAや遺伝子というものは私の中で未知のものだった。しかしそうでもないのだなぁ、と感じた。少しずつ、人間の見えなかった部分が見えてくる。それをどう使うのかが問題なのだと思う。(工学部)

・なんか汚かった。埃が液体の中に入っているようだった。汚いと思ったものがマウス50匹分のテールの遺伝子とは信じられない。実際に見てすごいとかよりも、本当にこれが、こんなものが遺伝子なのかと疑ってしまう気持ちでいっぱいだ。まあ、実際にマウスの尻尾から取っているところを見たわけではないし、先生が遺伝子といって出すものをまったく信用しての実験だったので、「これが遺伝子!」と確信できないのもうなづける。2つの液を混ぜ合わせて始めは糸状に見えたDNAが、摘み上げる段階では寄り集まって塊となってしまって何がなんだかわからないものになってしまった。あの塊が生命にとって最も重要な遺伝子だと思うと、とてもグロテスクなものに見えてくる。あの糸がが破壊されてしまったら生きていけないなんて、生命はあっけない。今まで思ってきたよりもずっと生命はあっけない。(法学部)

・この授業で話が出るまでDNAをこうやって見ることができるとは知りませんでした。液体の中に糸くずのように浮かんでいたのはDNAぽかったですが、ピンセットで取り出したものは言われなければDNAとわからないと思いました。でもさわれて少し感動しました。この小さな物体がとても大切な体の設計図だとはよくできているなあと思いました。(薬学部)

・DNAの実物を見たことがなかったので、最初はDNAがどんな物か想像がつきませんでした。でも、前で実際にDNAを見てみると、糸というか繊維のかたまりのようにも見えました。また、DNAというものが肉眼で確認できることにも驚きました。そして何よりも、DNAを実際に見る機会は、たぶんあまりないと思うため、このような体験ができてよかったと思いました。(工学部)
・なんか、どっかで見たことのある感じで、見た目におおっ、と驚きはしなかった。けれど、その生き物のすべての遺伝情報があのとろけた綿みたいな、細い細い糸状のものの中に詰まっていると思うと、やはり驚きと興奮を覚えた。近頃DNAはよく話題に登っているけれど、実際に目で見ると、私たちヒトのDNAもこんなものの中に入ってるんだろうなあと、不思議な感じがした。(薬学部)

・生まれて初めてDNAというものを見ました。生き物を構成するDNAというものが、あんなに白いとは思いませんでした。細胞一つ一つに体全身の情報がはいっているなんてとてもすごいと思います。(工学部)

・今までテレビや本などで見かけたことはあったが、実際に見たことはなかったのでとても興味深かった。ねずみのDNAだったが、あれと同じようなものが自分の体の中にあると思うと、とても不思議な気分だった。(工学部)

・少量でぼんやりした感じのモノだった。ずっと肉眼で見たいとは思っていたが、あっけない感じがした。この中に膨大な遺伝情報が入っているなどとは想像しがたい。何故あのような形なのか不思議だった。(薬学部)

・実際、自分の目でDNAの実物を見たのは初めてでした。人間の体が、あんな細いものが集まってできているとは、少し信じられない気がします。それにしても、そのDNAの中にすべての遺伝情報が入っていることが分かったこと自体がものすごいと思います。科学が日々進歩していることが、よくわかりました。(教育学部)

・今までのDNAに対するイメージは、暗い中で、赤や黄色や青や紫といったいろいろな色が混じったらせん状のものがぐるぐると回っているようなものであった。なにか神秘的な動きをしていて、体の一部とは思えない感じであった。そして実際に見た感想は、本当に糸くずみたいな、ひよわそうなものであった。触ってもみたが、ぬるぬるしていてきもちわるかった。臭いがあるのかとおもったが、無臭であった。体を構成するなかにおいて最小のものを、肉眼で見ることができるとは思ってもいなかった。(教育学部)

・私は、DNAをみたのはもちろんはじめてだったし、DNAをみることができるということにまず驚いた。しかもその方法も非常に簡単だったように思う。そして私が想像していたDNAと、実際のものとでは大きくちがっていた。想像していた形をはっきりといえるわけではないが、それに様々な情報がつめこまれているわけだから、私はもっと複雑な構造でなにやらすごそうなものを想像していたのである。しかし実際のDNAは綿のようで、それを伸ばすと糸みたいだった。正直意外だったけど、この何のへんてつもない綿みたいな中に何千何万という情報をもっているんだな・・・と考えると、すごいという気持ちでいっぱいになった。(教育学部)
・実物のDNAはやはりテキストの写真のそれよりきれいだった。だが、あの白い固まりに様々な情報が含まれているのかと思うと実に不思議な世界のように感じた。医療技術などが著しく進歩しても、この小さなDNAに勝るものはない。やはり人体は不思議だと思う。あの白い物体が私達の様々なものを作りだしているということに改めて驚かされる。そこには感動もあるが、一方で、文学という虚学の世界に学んでいる私としては、人間があの物体の暗号化された情報により全て支配され創造されているのだと思うと、いささか複雑な感情にもとらわれた。喜怒哀楽、生と死といった人間の営みもまたDNAによるものだとしたら、私達は日々DNAに翻弄され動かされているということになるのだろうか。だとしたら、少し虚しいような思いにもなった。(文学部)

・DNAなんてものは複雑な実験をしないと見れないものだと思っていました。そう思っていた私が今回実際に教室でDNAを見たわけですが、正直あの糸くずのようなものが身体の中にあって重要な役割を果たしていているなんてことはいまいち実感がわきませんでした。しかしとてもそんなに重要だと私には思えなかったものが本当に重要なものということなので、もう少し良く知りたいと思いました。またあの糸くずには生命の謎の多くが隠されていて今だ多くが解明されていないようですが、少し自分でもそれについて調べてみたいなとも思いました。(工学部)

・DNAがまさかこの目で見れるとは思いませんでした。しかもあんなに簡単に見れるとは・・(工学部)

・初めてDNAを見た時、正直少しがっかりした。DNAというととても科学の香りが漂い、また神秘的な感じがしていたのだが、まるで水でもどしたはるさめのような物体であったからだ。あの中にたくさんの遺伝情報がつまっているかと思うと信じられない気持ちでした。でもDNA自体が目に見えるものだという事が驚きで、DNAを見れる機会はめったに無いと思うのでとても貴重な体験だったと思う。(文学部)

・初めてDNAの実物を見て、感じたことは自分自身が頭の中で思っていたのと大きく違っていたことです。最も感じたことはDNAを肉眼で見ることができるということです。このDNAが私達生物の細胞の中にあると思うと生命の神秘を改めておもいしらされました。(工学部)

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