熊本大学
生命資源研究・支援センター
遺伝子実験施設
熊本市本荘2−2−1
Tel : (096) 373-6501, FAX : (096)373-6502
2003年 8月25日 更新
1.趣旨
文部科学省の組換えDNA実験指針の改正により、中学・高等学校においても「教育目的組換えDNA実験」が可能になった。指針では、組換えDNA実験を実施した経験を有する者が実験指導者となることを求めている。そこで文部科学省「地域貢献特別支援事業」の一環として、熊本県内の高等学校の現職理科教員を対象としたトレーニングコースを開催する。教育の現場に新しい教材として組換えDNA実験を取り入れることで、遺伝子組換えに関する知識と一般社会への普及に役立たせる機会とする。2.参加対象
熊本県内の中学・高等学校現職理科教員3.募集人員
20名4.実施期日
平成14年12月26日(木)〜平成14年12月27日(金)5.実施場所
熊本大学遺伝子実験施設・6階・講義室(602)6.受 講 料
無料7.講義内容
高等学校における遺伝子教育や文部科学省の組換えDNA実験指針に関する講義、及びプラスミドによる大腸菌の形質転換などの実習を行うと同時に、生命倫理を含めた生命科学の最先端の話題を提供する。
8.日 程 表
12月26日(木)
9:30〜10:00
受付10:00〜10:20
開講式及びオリエンテーション(佐谷 秀行、荒木 正健)10:20〜10:50
(研修1)講義「組換えDNA実験指針の概要」(荒木 正健)11:00〜12:00
(研修2)講義「病気と遺伝子」(森 正敬)昼 食
(研修3)講義「遺伝子改変マウスの胚・精子バンクシステム」(中潟 直己)休 憩
(研修4)講義と実習「大腸菌の形質転換」休 憩
(荒木 正健、吉信 公美子、湊 理恵、荒木 喜美、崎村 奈央)
(研修5)講義と実習「エタノール沈殿とPCR」
(荒木 正健、吉信 公美子、湊 理恵、荒木 喜美、崎村 奈央)
12月27日(金)
9:30〜12:00
(研修6)講義と実習「大腸菌のコロニー観察とPCR産物の電気泳動」昼 食
(荒木 正健、吉信 公美子、湊 理恵、荒木 喜美、崎村 奈央)
(研修7)講義「教育現場への遺伝子実験導入について」(崎村 奈央)13:30〜14:30
(研修8)問題提起フォーラム「生命科学と倫理」(佐谷 秀行)14:30〜15:00
(研修9)施設見学(荒木 正健、吉信 公美子)休 憩
参加者の自己紹介16:00〜16:30
(研修10)総合討論と質疑応答16:30〜17:00
(佐谷 秀行、荒木 正健、吉信 公美子、湊 理恵、荒木 喜美、崎村 奈央)
閉講式(修了証書授与等)(佐谷 秀行、荒木 正健)
9.講 師 等
佐谷 秀行 熊本大学・遺伝子実験施設・施設長
[熊本大学・組換えDNA実験安全委員会・委員長]
荒木 正健 熊本大学・遺伝子実験施設・助教授
[熊本大学・組換えDNA実験安全委員会・委員]
吉信 公美子 熊本大学・遺伝子実験施設・助手
湊 理恵 熊本大学・遺伝子実験施設・技能補佐員(研究支援推進員)
森 正敬 熊本大学・医学部・分子遺伝学講座・教授
[熊本大学・組換えDNA実験安全主任者]
中潟 直己 熊本大学・動物資源開発研究センター・資源開発分野・教授
荒木 喜美 熊本大学・発生医学研究センター・臓器形成分野・助教授
崎村 奈央 八女学院中・高等学校・非常勤講師
10.連絡先
熊本大学・遺伝子実験施設; E-mail:www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp講義の概要と実習の様子