2002年度 教養科目
I 自然と情報  生命科学G
−−夢の技術PCR−−

熊本大学・遺伝子実験施設
  助教授  荒木 正健
熊本市本荘2−2−1
Tel : (096) 373-6501, FAX : (096)373-6502
2002年 7月 2日


シラバス(授業計画)

時間割コード:30300、開講年次:1年、学期:後期、
曜日:水曜日、時限:4限、選択/必修:選択、単位数:2

〔授業の目標〕

 親子鑑定や犯人の同定など、遺伝子レベルで個人を識別出来る時代です。また、恐竜をよみがえらせるという話もあります。こんな夢のような話を現実にした技術がPCRです(ただし、恐竜はできません)。
 では、PCR(Polymerase Chain Reaction)とはいったいどんな技術なのでしょうか。驚異的な生命工学の進歩に貢献している夢の技術PCRの世界を紹介します。

〔授業の内容〕

  1. PCRとは何か?(概説)
  2. PCRを理解するための基礎知識
  3. PCRが開発される前と実用化された後のバイオテクノロジ−
  4. 身近な話題をテーマにしたディベート

授業形態:講義。
キーワード:DNA、RNA、遺伝子、細胞、PCR
テキスト:プリント。
参考文献:「あなたの中のDNA」中村桂子著、ハヤカワ文庫(¥485)
     「食卓の上のDNA」中村桂子著、ハヤカワ文庫(¥560)
     「遺伝子と夢のバイオ技術」野島博著、羊土社(¥1,600)
評価方法:定期試験、レポート及び出席状況。特に冬休みの課題レポートに重点を置きます。

〔この講義内容を深めたり、広げたりするするための指針〕

  • 自分の頭で考える事が重要です。まず興味を持つところから始めて下さい。
  • 遺伝子実験施設のホームページの中に、「生命科学G 受講生へのお知らせ」というページを作成しました。チェックして下さい。
  • E-mailでレポートを提出してもらうことにしました。メールアドレスは[GPCR@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp]です。


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