熊本大学・遺伝子実験施設・荒木正健
熊本市本荘2−2−1
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2002年 3月19日更新
まず表紙をみて、いきなり驚いてしまった。そこには、サブタイトルとして、「500gで生まれた・・・」と書かれてあった。たった500gの赤ちゃんでさえ今の医療は生き延びさせることができるのだ。そこには美由紀さんとお母さんのがんばりもあったはずだが、正直現代医療のスゴさに酔ってしまった。しかし、読み進んでいき、お母さんと美由紀さんのがんばりを知っていくうちに、これこそがこの二人を生き延びさせたということに気づいた。いかに技術が進歩したとはいえ、それをほどこすのは人間。そこには心理的な面も関係するだろう。それゆえ、受ける人の形にはしづらいが「生きたい」「治したい」という意思が大切になるのだ。そもそも、医療を受ける人々(患者)たちのその意思にこたえるため医療技術は進歩してきたはずだ。今の僕たちはどこかそれを忘れてしまっている気がする。そして技術は利益を求めて一人歩きをしている感じさえある。この技術の行き先が「命を救う」という究極の利益であるよう願いたい。 |
*****2001年度・優秀作品*****
冬休みの課題レポート・2001
教育活動
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