優秀作品(7)
熊本大学
生命資源研究・支援センター
バイオ情報分野
荒木 正健
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2007年 4月30日更新
『1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記』(教育学部)
(1)この本を選んだ理由を書いて下さい。
正直、映画やテレビドラマになったベストセラーだったのでこれを機会に読めるならと、安易な考えでこの本を選びました。
(2)この本で著者が一番伝えたい事は何だと思いますか?
日記なので日々の事で感じた事など色々書いてありましたが、僕が感じたのは、亜也さんが「私はココに居たんだぞ」という事を叫んでいる気がしました。「障害者の人達がこういう事を考えているんだぞ」と訴えている感じを受けました。
(3)この本を読んで感じた事、考えた事を書いて下さい。
読み終えて、最初に亜也さんの文章力の素晴らしさに驚きました。日記を読むという事が初めてだったのもありますが亜也さんが語りかけてくるようで亜也さんの世界の中に一気に引き込まれていきました。
病気に気づいてない時から病気に気づき、段々と悪化していく日記なので、亜也さんのココロの成長とともに病気の進行が手に取るように分かり、少し読むのがつらくもなりましたが、先を読みたい自分も居てすぐに読み終えてしまいました。亜也さんは自分のことも気持ちの弱い人間だと考えていましたが、私からすれば強い気持ちを持った人なのだろうと思いました。それと同時に亜也さんに比べて私はこの気持ちの強さがあるのだろうかと考えさせられました。もし私が亜也さんと同じ病気に侵されたとしたら、こんなに自分の考えを持ち将来の事を考え、現実を見つめ諦めず立ち向かってはいけないだろうと思います。
一番印象に残ったのは亜也さんが歩けなくなった時で、お母さんが一緒に這いながら言った言葉に母親の愛を強く感じました。私のこれからの人生で障害者と接する機会が必ずあると思います。その時は障害者の人へ対する考え方、対し方を慎重に考えたいと思います。障害者としての立場、意見、思いを亜也さんに教えてもらえた気がします。
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*****2006年度・優秀作品*****
冬休みの課題レポート・2006
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