Gene Technology Center

H29遺伝子教育研修会

平成29年度

中学校及び高等学校における

遺伝子教育研修会

 近年、生命科学分野はめざましい発展を遂げています。特に、DNAや遺伝子に関する研究は急速に進展し、その話題は世間を賑わしています。このような背景の中で、遺伝子組換えや遺伝子診断等の技術は、既に一般社会において実用化されているにも関わらず、その知識が正しく伝えられずに、誤解を生じたり批判を招いたりすることがあります。

そこで熊本大学では、平成14年度より、中学・高等学校の理科教員を対象に、教育現場で、遺伝子やその技術についての正しい知識を伝える「遺伝子教育」の実施を目的とした3日間の研修会を開催してきました。しかしながら、3日間の研修に参加するのは困難という声をうけ、平成24年度から【形質転換コース】と【PCRコース】のふたつに分けてそれぞれ2日間の研修会とし、1年おきに開催する事にしました。昨年度は熊本地震の影響で開催を中止したのですが、今年度は【形質転換コース】を開催します。
本研修会は、遺伝子の基礎知識から先端研究までの講義および遺伝子組換え実験の体験を通して、教育現場での遺伝子教育のあり方を議論する場と致します。

遺伝子実験施設では、本研修会への参加者を募集しています。
詳しくは、下記募集要項をご覧下さい。
皆様の積極的なご参加をお待ちしております。

募集要項

参加対象;中学校及び高等学校現職理科教員及びその関係者

募集人員;
16名

実施期日;
平成29年8月9日(水)〜8月10日(木)

実施場所;
熊本大学生命資源研究・支援センター 遺伝子実験施設
6階 講義室(602)及びセミナー室(601)【地図】※本荘中地区建物番号24

受講料;
無 料

主 催;熊本大学 生命資源研究・支援センター 遺伝子実験施設

後 援;熊本県教育委員会・熊本市教育委員会・熊本県高等学校教育研究会生物部会

講義内容;
・遺伝子および遺伝子組換え技術に関する基礎知識
・遺伝子組換え実験の安全管理体制
・生命倫理を含めた生命科学研究の最先端の話題
・DNAのエタノール沈殿(実習)
・プラスミドによる大腸菌の形質転換(実習)
・マイクロピペット体験(実習)
・高等学校における遺伝子教育実施例の紹介
・生命資源研究・支援センターで行っている研究内容の紹介
・遺伝子実験施設の見学

*本研修会受講修了者には、「受講修了証」を授与いたします。
*本研修会は遺伝子組換え実験のトレーニングコースであり、受講修了者は、
「教育目的組換えDNA実験」の実験指導者となることが可能です。
*受講修了者は、遺伝子実験施設が開発した組換えDNA実験キットの
提供等の支援を受けることができます。

研修日程;

1日目(8月9日 水曜日)

  9:30〜10:00 受付
10:00〜10:30 オリエンテーション、参加者の自己紹介
10:30〜11:20 講義「DNAと仲良くなろう!」 荒木 正健
11:30〜12:00 講義と実習「DNAを見てみよう!」 *実習担当者
13:00〜13:50 講義「遺伝子組換え生物の取扱いについて」 荒木 正健
14:00〜14:50 講義「形質転換の原理」 荒木 正健
15:00〜17:00 講義と実習「遺伝子組換えで光る大腸菌を作ろう!」 *実習担当者

2日目(8月10日   木曜日)

  9:30〜11:30 講義と実習「光る大腸菌を観察しよう!」 *実習担当者
11:30〜12:00 実習「マイクロピペット体験」 *実習担当者
13:00〜14:00 研究室紹介及び施設見学 荒木 正健、
吉信公美子
14:10〜15:00 講義「中学校及び高等学校における遺伝子教育」 崎村 奈央
15:10〜16:00 講義「遺伝子組換え生物とゲノム編集生物」 荒木 正健
16:10〜16:30 総合討論 荒木 正健
16:30〜17:00 修了式(修了証書授与、事後アンケート記入・提出)

*実習担当者;荒木正健、吉信公美子、昇地高雅、古畑理樹、久保英実香、林田隆成、
高田幸基、山口友輔

講師等;

荒木 正健   熊本大学 生命資源研究・支援センター バイオ情報分野 准教授
[熊本大学 遺伝子組換え生物等第二種使用等安全委員会 委員長]
吉信 公美子   熊本大学 生命資源研究・支援センター バイオ情報分野 助教
慶田 貴子    熊本大学 生命資源研究・支援センター バイオ情報分野 実験補助員
來海 葉子    熊本大学 生命資源研究・支援センター バイオ情報分野 実験補助員
林田 隆成    熊本大学 生命資源研究・支援センター バイオ情報分野
[熊本大学 薬学部 薬学科 5年生]
高田 幸基    熊本大学 生命資源研究・支援センター バイオ情報分野
[熊本大学 薬学部 薬学科 4年生]
山口 友輔    熊本大学 生命資源研究・支援センター バイオ情報分野
[熊本大学 薬学部 薬学科 4年生]
昇地 高雅    熊本大学 生命資源研究・支援センター 疾患モデル分野
[熊本大学 大学院薬学教育部 博士課程3年生]
古畑 理樹    熊本大学 生命資源研究・支援センター 疾患モデル分野
[熊本大学 大学院薬学教育部 修士課程2年生]
久保英実香    熊本大学 生命資源研究・支援センター 疾患モデル分野
[熊本大学 大学院薬学教育部 修士課程2年生]
崎村 奈央   久留米大学附設高等学校 非常勤講師
代々木ゼミナール 講師

申込方法受講申込書に必要事項を記入し、次の受付け窓口に申込んで下さい。締切後、受講者を決定し、受講決定通知書を交付します。

郵送の場合;熊本大学生命資源研究・支援センター遺伝子実験施設 宛
〒860-0811 熊本市中央区本荘2丁目2番1号
faxの場合; 受講申込書を 096-373-6502 にfaxして下さい。

メールの場合;www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp

受講申込書を添付して頂くか、該当項目をご記入ください。

締切

平成29年7月21日(金)

※昼食は各自で準備して頂きます。持込み可能です。近くにはコンビニ、医学部内の学生食堂、病院内の食堂等利用できます。
※その他ご不明な点がありましたら、下記へお問い合わせ下さい。

熊本大学生命資源研究・支援センター遺伝子実験施設
〒860-0811 熊本市中央区本荘2丁目2番1号
TEL;096-373-6501
FAX;096-373-6502
E-mail;www@gtc.gtca.kumamoto-u.ac.jp

 

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