顕微鏡
蛍光画像を取得できる顕微鏡システムの一覧。
倒立型共焦点レーザースキャン顕微鏡FV500-IX(オリンパス)
507組織検査室 |
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正立型共焦点レ-ザ−スキャン顕微鏡FV300(オリンパス)
507組織検査室 |
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オールインワン蛍光顕微鏡 Biozero BZ-8000(キーエンス) 514実験室 |
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倒立型システム顕微鏡 IX70 (オリンパス) 507組織検査室 |
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実体顕微鏡デジタルカメラシステム (オリンパス) 506組織検査室・前室 |
キーワード
[顕微鏡のタイプ]
正立型顕微鏡
標本の上に対物レンズがある最も一般的なタイプ。組織切片標本の観察など。
倒立型顕微鏡
標本の下に対物レンズがある。シャーレの培養細胞の観察など。
実体顕微鏡
標本が立体的に見える。対物レンズの作動距離が長く、観察しながら実験操作を行える。胚の全体像の観察など。
[無染色の細胞の観察方法]
無染色の細胞は透明であるため、明視野では見えない。→コントラストを付けて観察する。その主な方法として位相差観察と微分干渉観察がある。
位相差観察(Phase contrast;PH)
光の回折と干渉という現象を利用して、透明な標本に明暗のコントラストを付けて観察する方法。
観察像は、明暗のコントラストがあり、コントラストの境界には独特のハローと呼ばれる明るい縁取りができる。
観察には、位相差用対物レンズとリングスリットが必要。
微分干渉観察(differential interference contrast;DIC)
標本を透過する光には、透過した部位の屈折率と厚さのちがいによって進み方に違いが生じる。この進み方の違い(光路差)を利用して観察する方法。
観察像は、細胞の斜め上方から光を当てたように細胞の縁に影が付き、立体的に見える。
観察には、DICプリズム、ポラライザ、アナライザが必要。プラスチック容器を通しての観察は、不可能。
2007.10.27