凍結ミクロトーム
機種 | メーカー | 導入年 | 設置実験室 |
クリオスタットCM3000II | Leica | H8 | 508動物解析室 |
利用者負担金対象
定期メンテナンス対象
凍結切片作成用のミクロトームです。
ナイフホルダーが新しくなりました(2013.7.22)。
替刃は、Leica DB80 HSに変わりました。
性能
最大試料サイズ;40×55mm
モータードライブ機能;有り
トリミング機能;5〜150μm(6ステップ)
試料リトラクション;220μm
設定温度範囲;0℃より-40℃(1℃単位設定)
急速凍結ステーション;有り
霜取り機能;自動/任意
電源仕様と消費電力;200V・50/60Hz 1KVA
本体寸法(W×D×H);882×766×1040mm
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設備・消耗品
試料チャック(サンプルを載せる台) |
ステンレス替刃 High profile LEICA DB80 HS(Leica社) |
アンチロール板(ガラス製) |
O.C.T.コンパウンド(Tissue-Tek、試料チャックへの接着用として) |
掃除用の筆 |
*切片採取用の筆やピンセットは、共同利用だとすぐに傷んでしまうので、各利用者が持参して下さい。※筆は静電気の発生しにくい天然毛がお勧めです。
設定
- 霜取り;毎日午前4時に設定。一時的に庫内温度が上がります。
- 未使用時の庫内温度;-10℃
- 刃角;一般的な4〜5度に設定。
操作方法
1.庫内温度を希望の温度に設定する。※-20℃に設定した場合、安定するのに最低30分程度かかります。
2.刃をナイフホルダーに設置する。
3.刃角を設定する。 ※一般的には4〜5度。
4.薄切
終了時
5.刃や切片くずの片付け。
6.庫内温度設定を-10℃に設定する。おしまい。
利用に関すること
- コンプレッサーの寿命を伸ばすため、使用していないときは、庫内温度を少し高めの-10℃に設定しています。使用するときに温度設定をし、終ったら-10℃に戻してください。
- 替刃は、そのまま一枚使い切ってください。使用後は、替刃ケースの裏に廃棄してください。
- アンチロール板が欠けると、うまく切片が入っていきません。
欠けやすいので、アンチロール板を調節するときは、刃から離した状態で行ってください。欠けがひどく切片がスムーズに入らない場合は、スタッフにご連絡下さい。新しいものに交換します。 - 試料チャックは室温に置いてください。冷やすと、コンパウンドの付きが悪くなります。薄切後、サンプルを保管する場合は、試料チャックからはずしてください。試料チャックも保管すると、他の方が使えなくなります。
- 最後は、切片屑を集めて捨ててください。
- くれぐれもケガにはお気を付けください。ミクロトームの刃はスパッと切れやすく、切れるとなかなか血が止まりません。
トラブルシューティング
- “power failure”の表示は、一時的に電源が切れて再起動したことを示します。lockがかかった状態なので、操作キーは操作できません。もし、この表示が現れている状態に出会ったら、まずは”keyボタン”を長押ししてlockを解除してください。
[更新2013.7.25]