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201905Imura

研究発表を行った学会;第52回日本実験動物技術者協会総会
2018年10月 4日〜 6日(熊本)
タイトル; 熊本大学生命資源研究・支援センター 熊本マウスクリニック(KMC)における受託解析の紹介
発表者;井村 みさえ氏
(熊本大学 生命資源研究・支援センター 実験動物分野)
要旨;
 熊本マウスクリニック(Kumamoto Mouse Clinic ; KMC)は、平成22年度に採択された最先端研究基盤事業 (事業名:ゲノム機能医学研究環境整備)を推進するために、平成23年度に熊本大学生命資源研究・支援センター内に設立された。KMCには、遺伝子改変マウスの系統的・専門的な表現型解析に関する研究推進体制を構築するために、「臨床化学・血液系解析室」、「病理系解析室」、「呼吸器系解析室」、「循環器系解析室」、「脳・神経系解析室」、「代謝系解析室」、「発生・形態系解析室」、「免疫系解析室」の8つの専門分野の病態生理解析を行うことのできる解析室を設けており、平成25年度より本格的な運用を開始した。各解析室には、解析に必要な機器を計34台設置しており、設備および機器の管理、提供を通して学内の利用者に対して支援活動を行ってきた。さらに、本年度よりKMC機器の受託解析の本格運用を開始し、学内のみならず学外の研究者に対しても遺伝子改変マウスの解析に有用なKMC機器を用いた技術支援が可能となった。
 熊本大学では、昨年度より新たに、最先端の生命科学研究を支援するための取り組みとして、生命系5部局(国際先端医学研究機構、発生医学研究所、医学部総合研究施設、生命資源研究・支援センター、機器分析施設 )が保有する設備・機器を共有し、運用するための国際先端生命科学研究推進システム(ICALS、International Core-facility of Advanced Life Science)が設立され、KMC機器の一部も登録されている。
 本発表では、現在行っているこれらの技術支援業務の内容・利用状況及び受託解析の運用について紹介する。

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