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201910Matura

研究発表を行った学会;日本遺伝学会第91回大会
2019年 9月11日〜14日(福井市)
タイトル; Danforth’s short tail (Sd)マウスで異所性発現する
Ptf1a遺伝子のエンハンサー領域の解析
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発表者;松羅 由香氏
(熊本大学 生命資源研究・支援センター 疾患モデル分野)
要旨;
Sd 変異マウスは脊椎欠損等を呈する自然発症変異体である。我々は、膵臓や神経前駆細胞で発現する転写因子 Ptf1a の上流にレトロトランスポゾン(ETn)が挿入されることで Ptf1a の異所性発現が引き起こされ、Sd 変異が発症することを明らかにしたが、詳細な仕組みは未だ不明である。本研究の目的は Sd 変異マウスにおける Ptf1a の発現制御機構の解明である。既に同定されている Ptf1a のエンハンサーのうち神経系での発現を制御するとされるエンハンサーが ETn 近傍にある為、この領域に着目し、このエンハンサー領域全てを欠損させると Ptf1a の異所性発現が抑制された。現在は部分欠損等のマウスの作製、解析をしており、その結果を報告したい。

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