Gene Technology Center

202401Yonemori

研究発表を行った学会;第46回日本分子生物学会年会
2023年12月6日〜8日(神戸市)
タイトル; KRAB-ZFPsクラスター欠損ES細胞の樹立と解析.
発表者;米盛 匠海氏
(熊本大学 生命資源研究・支援センター 疾患モデル分野、薬学部 創薬・生命薬科学科)
要旨;
我々は、マウスES細胞を用いた遺伝子トラップ法を行う過程で、トラップされた遺伝子配列が同じ染色体上の特定の領域で集積している不思議な領域を2番4番12番13番染色体の4箇所で発見した。それらの領域を、BLAT searchを行う過程で上位10位まで、90%以上のホモロジーで同じ染色体上に配列が並ぶこと、トラップクローンが100以上存在することの2つの要素で定義づけて、CSCT領域(Chromosome Specific Clustered Trap region)と名付けた。このCSCT領域の特徴は、トランスポゾン抑制に働くとされているKRAB-ZFPsのクラスター領域と重複していることや、全域にわたってSegmental Duplication (1kb以上の長さの領域単位で重複してできた領域)があること、そして他の生物ではこの場所のみ抜けるように保存されていないことから、マウスという種が分化してからKRAB-ZFPsが重複することで形成された領域であると推測できる。遺伝子トラップで発見されたということは、この領域はES細胞で働くKRAB-ZFPsクラスターであると言える。我々は、この領域を欠損するES細胞を樹立し解析しているが、CSCT領域の欠損箇所が増加するにつれ樹立効率が下がることが分かった。そこで、TEsの発現量の変化によってES細胞の樹立効率も変化すると考え、樹立したCSCT欠損ES細胞における発現解析を行ったので、その結果を報告したい。

アクティブボード

PAGETOP
Copyright © GTC All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.